EMIJAYは企画会社で働きながら、X&Oのプロモーションの仕事も積極的に行っている。

「このレ・ジーアでやらせてもらうこともあるし、他でやることもあります。ぜひブログをチェックしてください。それと、会場で、気軽に声をかけてもらいたいですね。感想もぜひ聴かせてもらいたいです」

 ここからは私の想像であるが、この人たちはきっと羞恥心を併せ持った肉食系である。空中で、ポールやシルクに絡み付くときにだけ、ぱーっとほとばしるものが、それを感じさせてくれる。

 世の中、若い人たちはなにげなく「エロい」という言葉を「セクシー」の代わりに使う。「エロ」などという言葉は20年前には恥ずかしくて口にも出せない感じがあったのに。

 でもその「エロい」の中身はピンからキリまで種々多様である。単に「セックスが好きそう」という人もいれば「そそられる」人もいるだろうし「露出が多いだけ」という人もいるだろう。

 X&Oのエロさは、普通の女の子たちが危険を覚悟でパフォーマンスを究めたいと頑張るひたむきさにあるような気がする。

 ちなみに、生理休暇は、ないらしい。

 情熱、という最上級のエロさに出会うために、この夏はぜひX&Oを観てもらいたい。

  • 出演:X&O

    2011年結成。EMIJAY、ELLES、RiE、PINOKOの4人を中心としたガールズパフォーマンス集団。エアリアルシルク、ポールダンス、バトントワリングなど、様々なジャンルを取り入れたアクロバティックなステージングでオーディエンスを魅了する。現在、アーティストのバックダンス、ミュージックビデオへの出演、クラブイベントなど数々のステージで活動するほか、日本・台湾同時デビューも決まり、その活動の場をアジアから世界へと広げていく。
    X&Oオフィシャルブログ http://ameblo.jp/xando-pro/

  • 取材・文:森 綾

    1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクションが多い。『キティの涙』(集英社)の台湾版は『KITTY的眼涙』(布克文化)の書名で現在ベストセラー中。
    http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

撮影協力:
リストラッツィオーネ レ・ジーア http://www.le-ga.jp/
MUSIC×RESTAURANT TIME512 http://www.time512.com/

撮影:萩庭桂太