もともと料理教室でパン作りの講師をしていたという、RiE(リエ)は27歳。ポールダンスを始めてまだ1年ほどだが、他のメンバーに負けないパフォーマーぶりだ。

「パン作りとダンスはものをつくる、という点で似ているところはあります。最初はクラブのショーで見ました。私はヒップホップダンサーとしてそのイベントに出演したんですが、ポールダンスとシルクのショーがあってとても感動したんです。実際、スタジオに通ってやってみたら、怖かったー! 高いところからさーっと落ちるんですものね。でもちょっとできたら、その感動が勝っちゃった」

 3歳からバレエはやっていた。が、空中でのパフォーマンスは心に響くものが違う。

「普通に踊っていたら、地面の上しか体感できない。でも空中でパフォーマンスするのは、自分の体感も変わるし、表現の幅も広がるんです」

 バレエやヒップホップダンスをやっていたことは、基本の体づくりになったのでは。

「ポールダンスの筋肉は他のダンスの筋肉とはまた別ですね。インナーマッスルと外の筋肉とのバランスが重要なんです」

 柔軟性も必要そうだ。彼女たちはみんな、筋骨隆々という感じではなく、適度に胸やお尻は柔らかそうなところがなんともエロいのである。

  • 出演:X&O

    2011年結成。EMIJAY、ELLES、RiE、PINOKOの4人を中心としたガールズパフォーマンス集団。エアリアルシルク、ポールダンス、バトントワリングなど、様々なジャンルを取り入れたアクロバティックなステージングでオーディエンスを魅了する。現在、アーティストのバックダンス、ミュージックビデオへの出演、クラブイベントなど数々のステージで活動するほか、日本・台湾同時デビューも決まり、その活動の場をアジアから世界へと広げていく。
    X&Oオフィシャルブログ http://ameblo.jp/xando-pro/

  • 取材・文:森 綾

    1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクションが多い。『キティの涙』(集英社)の台湾版は『KITTY的眼涙』(布克文化)の書名で現在ベストセラー中。
    http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

撮影協力:
リストラッツィオーネ レ・ジーア http://www.le-ga.jp/
MUSIC×RESTAURANT TIME512 http://www.time512.com/

撮影:萩庭桂太