可愛い過ぎる一般人 (2)
ファンルー 【台湾佳人図鑑】
- Magazine ID: 1059
- Posted: 2012.06.04
ここ2年であれよあれよと言う間に、台湾の国民的アイドルになってしまった。日本のアサヒビールの「十六茶」台湾版のCMモデルをここ数年務めるほか、音楽にも進出して、台湾の「紅白歌合戦」のような番組にも出演を果たした。
「正直、CDを出したからといって有名人だとは自分では思ってません。特に有名になりたいと思っていたわけではないし。忙し過ぎて戸惑った時期もありました。だからかな、芸能人芸能人していないのが、普通の芸能人と違うよね、と言われます」
そう言って、肩をすくめる。
撮影は取材陣が宿泊させてもらった台北馥華商旅(FORWARD HOTEL)からスタートした。このホテルは便利な立地で、駅も近く、タクシーもすぐにつかまる場所にある。完全に近代的な洋風の作り。広い心地いいベッド、バスタブのほかにガラス張りのシャワースペースがあったり、ウォシュレットが完備されていたりして、まるで日本の一番新しい高級ビジネスホテルの風情である。
「大阪の堂島ホテルみたいな感じですかね」
そう言っても誰にも理解されなかったが。
ロビーは待ち合わせをするのにとても広くて快適。VOGUE やBAZAR、日本には今はないCOSMOPOLITANの台湾版なんていう雑誌も自由に読め、フリーでインターネット接続も完備されている。もちろん、ファックスが来ました、なんていうのも対応してくれる。私は集合の合間にiPhoneの充電まで受付でお願いする始末。部屋のコンセントも日本から海外用のジャックをもっていったりしなくてもOK。至極快適であった。
ファンルーと我々はスタイリストを待っていたが、行き違いがあり、来ないという事が判明。そこで、彼女は表情一つ変えず、こう言った。
「私の家はそんなに遠くないので、自分の衣装を持って来ます。ちょっと待っていてもらえますか」
その気さくさに面食らうやら、その機転に感謝するやら。
我々のファンルーへの好感度はいきなり高まったのであった。
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出演:ファンルー
本名、蔡黄汝(ツァイ・ホァンルー)。日本での通称名はファンルー。1987年11月15日生まれ。豆花妹(ドウファメイ)の別名で親しまれている。2010年テレビ初出演、台湾で同年その年にもっとも話題になった有名人に送られる権威ある賞を受賞。2011年にはアルバム「情豆花開」をリリースしMTVアワード出演、ソロ・ライブ開催、台湾版紅白にも初出場する。2012年はセカンドアルバムのリリース、映画、ドラマ出演と現在台湾版「十六茶」始め7本のCMに出演中。今後日本でのデビューの予定もあり、日本語を猛特訓中である。
デビューEP[幸運女神]がiTunesストアで好評発売中!
幸運女神PV http://www.youtube.com/watch?v=D_WHLlIEPx0
アメブロ豆花日記 http://ameblo.jp/dou-hua/
Youtube豆花チャンネル http://www.youtube.com/user/luckyboommini -
取材・文:森 綾
1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクションが多い。『キティの涙』(集英社)の台湾版は『KITTY的眼涙』(布克文化)の書名で現在ベストセラー中。
http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810 -
ヘアメイク:小哥
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コーディネーター:木山善豪
アジアエンタテイメントのコンサルティングを核とし、中国語圏のエンタメビジネス全般のサポートを手がける。台湾と日本の血統を合わせもつスタッフで構成された組織で、両国での幅広いネットワークとバランス感覚をもつ。
[OFFICE303] ENTERTAINMENT&MODEL http://www.office303.jp/
取材協力:
エバー航空 http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/
「ハローキティジェットが羽田~台北にも登場!」
台北馥華商旅(FORWARD HOTEL) http://www.imvr.net/hotel/fwhotelsj/
撮影:萩庭桂太