「豆花(ドゥファ。甘い豆腐のような、台湾の古典的なスィーツ)を売っているすごく可愛いコがいる」と巷で話題になり、2年足らずで人気アイドルになってしまったファン・ルー。まさにシンデレラ・ストーリーだが、日本での活動もいろいろと決まりつつある。

「まだ日本に行ったことがないので、訪日の際にはいろいろな文化の違いを見るのが楽しみです。それに日本は仕事の内容や時間などが丁寧に管理されていて、とても働きやすい環境が整っていると聞いています。是非一度日本の仕事スタイルを体験してみたいです」

 姉妹で、安室奈美恵のファンだという。 

「私の姉が大の安室奈美恵さんの大ファンで、いつか本人に会えるのを夢見ているんです。偶然に私も芸能界に入ったので、姉はいつも安室奈美恵さんのように頑張って芸を磨きなさいと応援してくれています。もし日本でお仕事する機会があれば、安室奈美恵さんに会う夢にも一歩近づくのかな。姉の夢も叶えてあげられたらいいなと思っています」

 台湾の人たちにとって日本は仕事だけでなく、観光地としても憧れのよう。

「日本に行ったら、子供の頃からの夢だったディズニーランドに行ってみたい。仕事で世界中旅する機会があれば世界各地のディズニーランドを制覇してみたい(笑)。食べ物ではラーメンが大好きなんですよ。日本で本場のラーメンも食べてみたい(笑)。あと、忘れてはならないのはなんと言ってもショッピング! 日本はショッピングの聖地でもあるから一度は自分の足で町をブラブラしてみたいですね」

 台湾ですでに人気者な彼女にとって顔を隠さずにブラブラすることは大きな願いでもあるのだろう。

「芸能の仕事を始めてからタクシーで移動することが増え、一日バタバタで仕事をこなして、帰りのタクシー内のあの静けさに一種の安らぎを感じるほどなの。一人でタクシーを走らせ考え事することもたまにあるくらいなんです」

(取材・文:森 綾)

【後編】 萩庭さんの撮影スタイルがとても変わっていたことにびっくり!

  • 出演:ファン・ルー

    本名は蔡黄汝。ニックネームは小汝、蛋塔、豆花妹。1987年11月15日生まれ。豆花妹(ドウファメイ)の別名で親しまれている。2010年テレビ初出演、同年その年にもっとも話題になった有名人に送られる権威ある賞を受賞。2011年にはアルバム「情豆花開」をリリースしMTVアワード、ソロライブ開催などをこなし台湾版紅白にも初出場。2012年は映画の公開にドラマ出演と現在7本のCMに出演! まさに現代版シンデレラガール。今後日本でのデビューの予定もある期待の大型新人。
    http://ameblo.jp/dou-hua
    Youtube 「豆花チャンネル」 http://www.youtube.com/user/luckyboommini
    Facebook http://www.facebook.com/douhua.jp

  • 取材・文:森 綾

    1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクション『キティの涙』(集英社)、『マルイチ』(マガジンハウス)など多数。
    映画『音楽人』(主演・桐谷美玲、佐野和眞)の原作となったケータイ小説『音楽人1988』も執筆するほか、現在ヒット中の『ボーダーを着る女は95%モテない』(著者ゲッターズ飯田、マガジンハウス)など構成した有名人本の発売部数は累計100万部以上。
    http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

  • ヘアメイク:小鳥

    スタイリング:NYX

衣装協力:ARTIFACTS http://www.artifacts.com.tw
コーディネート・ブッキング:木山善豪(OFFICE303) http://www.office303.jp
協力:エバー航空 http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/
撮影協力:磚窯古早味 http://www.brick-kiln.com.tw/

撮影:萩庭桂太