「きのこ」から「普通の女の子」で、そこからいきなり「売れっ子モデル」である。ビビアン・クオの話は続く。

――モデルの仕事は楽しいですか。

 はい。いろんな経験でシャイな自分を乗り越えていく、成長していくことが楽しいと思います。オーディションには落ちることもあるし、受かることもある。

――モデル業半年にしては急成長ですよね。これまで印象に残っている仕事は?

「花王エッセンシャル」でビビアン・スーと一緒に仕事できたときは、わー、すごいと思いました。それから「プレイステーション vita」のときは、たくさんの友達に見たよ、と言われてうれしかったです。

――いろんな場所で、いろんな顔をしていますね。メイクによって別人みたいに変わるのね。

 時々「本当の顔はどれですか」と言われます。メイクも濃かったり、薄かったり、でもどんなメイクがいいとか、自分にはこだわりはありません。仕事は仕事というアートだと思う。たくさんの人に会って、みんなの経験を聴いてつくりあげるのが仕事。対して生活は自分で好きなようにつくるアートです。自分のルール。この人生で一番やるべきこと、目的をどう達成するか。人生の最後の最後まで、後悔することをしたくないから。

――深く考えているんですね。

 人生的な話は好きです。日本語がまだまだ。英語か中国語だったら、もっと話します。人とディスカッションするのは大好き。おじさん… オヤジ?… が入っています。あんまりフィロソフィーをしゃべると、みんな、引きます(笑)。

 菩薩像のような穏やかな顔でそう言われると、こんな説教なら聴いてもいいと思えてくる。いつもは説教する側の萩庭桂太も、黙って聴きいっていたのであった。

(取材・文 森 綾)

Dress:THOMAS WYLDE/M inc
Blacelet:SAMANTHA WILLS/JACK OF ALL TRADE
Necklace:niita/VITA showroom

  • 出演:ビビアン・クオ

    1988年9月29日台湾生まれ。H169 B81 W60 H89。モデルとしては「In Red」などの日本の雑誌のほか、「FUNSWANT」など台湾の雑誌でも活躍。CFはNOTTV、JR東日本はさぶさ、SONY PS vita、ユニクロ、東芝25th anniversary Notebook(アジア盤)などに出演。
    Model Agency Friday http://www.fridayfarm.net

  • 取材・文:森 綾

    1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクション『キティの涙』(集英社)、『マルイチ』(マガジンハウス)など多数。
    映画『音楽人』(主演・桐谷美玲、佐野和眞)の原作となったケータイ小説『音楽人1988』も執筆するほか、現在ヒット中の『ボーダーを着る女は95%モテない』(著者ゲッターズ飯田、マガジンハウス)など構成した有名人本の発売部数は累計100万部以上。
    http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

  • ヘア:Koji Ichikawa

    http://www.kojiichikawa.com
    SEPT(office) http://www.office-sept.com

  • メイク:Sakamoto Yoshiko (坂本よし子)

    http://www.akamg.com/sakamotoyoshiko.html
    A.K.A(office) http://www.akamg.com

衣装協力:
JACK OF ALL TRADE http://jackofalltrades.jp/v2/
M inc http://www.mincnim.com
VITA showroom http://www.vita-showroom.jp

撮影:萩庭桂太