この顔ぶれを見て、『えー! 懐かしい!』と思う人、多いんじゃないかな。彼女たちは雑誌『プチセブン(Petit Seven)』(小学館)で活躍していたプチセブン・モデル、通称プチモ。雑誌は1978年に発刊され、90年代にはティーン向けファッション誌として圧倒的な人気を誇っていた。
 2002年3月、惜しまれながら廃刊となったけど、その当時のファッションページを飾っていたのが、読者と等身大で個性豊かな彼女たち。
 【左から、真理奈(当時阿部まりな)、蒲生麻由、鮎河ナオミ、森絵里香、榎本侑姫、松岡真瑚、鈴木亜紀】
 読者と同年代の10代後半で、ほとんどがモデルデビューしたばかり。学校に通いながら撮影に参加して〝放課後の部活みたいな感覚で〟モデルという仕事を楽しんでいたという。
 そんなプチセブンの現場から卒業して、今年でちょうど、20年。つまり彼女たちは今、30代後半から40代に突入する年代ということになる。けどこのピチピチ感、ハンパない。
 で、なぜ今、こんなふうに集まっているかというと、きっかけはインスタグラム。明日登場の森絵里香と今回は欠席している落合沙織、プチモ有名モデルのふたりが2021年6月頃、ふたりでインスタ・ライブをしたのが始まりだった。かつてのプチモ読者がこのライブを見て、大盛り上がり。好評に応えてかつての仲間を呼んで続編ライブを公開するうちに、じわじわと人気に火がついた。かつての仕事仲間やスタッフたちとも次々につながって、ネット上の同窓会状態。しかも卒業から20周年ということで、せっかくだからいろんな世代のプチモが集えるような場所を作ろう、とできたのが、プチモ・インスタグラムアカウント。いろんな組み合わせでトークライブをしたり、ひとりひとりが私服公開したりと、内容は盛り沢山だ。
 というわけで、今週と来週のYEOは彼女たちひとりひとりをクローズアップ。あれからの20年を、自身の言葉で語ってもらった。金曜日まで連日更新、そして来週も。20代から30代、どんなふうに過ごせば、こんなふうに生き生き元気でいられるのか、ヒントになるのかも、しれない。

  • Styling Direction IKURA Tak IKURA
    インスタグラムhttps://www.instagram.com/taky_ikura/?hl=ja
    Hair & Makeup 藍野律子 RITSUKO

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    取材/文:岡本麻佑

    フリーライター歴30余年。女性誌、一般誌、新聞などで活動。俳優・タレント・アイドル・ミュージシャン・アーティスト・文化人から政治家まで幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。単行本、新書なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/