今週、登場するのは、ヴァイオリニストの牧山純子。つい最近、YEOを知って、ハギニワ氏のカメラ前に立つことにしたという。
「友人のShiho ちゃんが出ているのを見て(9月28日~)、ぜひ私も、と思ったんです。写真を撮られるのがあまり好きじゃなくて、撮影は苦手なんですけど、Shiho ちゃんの写真がとても素敵でカッコ良かったから(笑)。YEOの撮影は1カット10~20分、あっという間に終わるし、今までとは全然違う、新しい自分を撮ってもらえる。絶対撮ってもらうべきだよって、Shiho ちゃんが」
 写真が苦手って、せっかくそんなに美女なのに。
「そう言っていただけるのはありがたいんですけど、自分の顔があまり好きじゃないんです。どっちかっていうとキツネ顔系の、きりっとした顔が好きなのに、垂れ目だし。でもジャズセッションで、演奏中にミュージシャン同士、アイコンタクトするじゃないですか。その時の私の視線が怖いって、よくみんなに言われるんです、冗談半分ですけど。〝それでキツネみたいな吊り目だったら救いようがねーよ〟って言う人までいて。もう、なんなんでしょうね!(笑)」
 写真に写った自分と、生身の自分。人から見える自分と、ほんとうの自分。イメージの自分と、素の自分。きっと誰でもそうだけど、そこにはいつも、ギャップがある。牧山純子は、そのギャップとずーっと向き合い、闘ってきた。
「ヴァイオリンという楽器が持っているイメージ、ありますよね。そのせいだけじゃないかもしれませんが、初対面の人から必ず言われるのが、『意外と気さくなんですね』とか『意外としゃべりやすい』とか。いったいどんなイメージだったの? って思います。黙っていると高飛車な、イヤな女代表、みたいな(笑)」
 金曜日まで連日更新しながら、今週はこの牧山純子をクローズアップ。一見、高飛車な彼女は、実はどんな人物なのか? お楽しみに!

  • 出演 :牧山純子  まきやま じゅんこ

    1974年、東京都生まれ。4歳からヴァイオリンを始め、武蔵野音楽大学卒業後、フランスで研鑽を積んで帰国。2002年よりバークリー音楽大学でジャズヴァイオリンを専攻。同年NHK『紅白歌合戦』にアメリカからの衛星中継で出演(平井堅『大きな古時計』)。08年アルバム『ミストラル』でメジャーデビュー。近年はテレビ番組のコメンテーターも務めるなど、幅広く活躍中。

  • 【公演情報】

    2020年4月8日にリリースしたアルバム『アレグリア』(キングレコード)
    リリース記念ライブ
    11月7日(土)渋谷JZ Brat 
    http://www.jzbrat.com/liveinfo/2020/11/index.html#20201107

    11月13日(金)名古屋ボトムライン
    https://www.bottomline.co.jp/bottomline/8441/

  • 【有料配信】
    11月13日(金)牧山純子ニュープロジェクト『アレグリア』リリース記念ライブ
    2020/11/13(金)~2020/11/15(日)

    https://eplus.jp/sf/detail/0224190002-P0030007?P6=001&P1=0402&P59=1

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
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  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/