1 歌うヘア&メイク
髙橋貢
- Magazine ID: 3970
- Posted: 2020.02.17
『なんだかなー』って、みんな一度は思うはず。『ホントにこれでいいのかな?』って。
今やっていること。仕事とか恋とか結婚とか、住んでいる場所とか食べているものとか着るものとか。もっと突き詰めれば、『自分は何者なのだろう?』という自分への問いかけは、一生つきまとうものかもしれない。思春期を過ぎても、失恋してもしなくても、挫折しても疲れていても、どんなに幸せな最中にも、この問いはいつも、背中のどこかに隠れている。今はこうしているけれど、本当の私はもっと・・・・って、きっとみんなが思ってる。
今週のYEOの主人公、髙橋貢も、そのひとり。ヘア&メイクアップアーティストとして実力を認められ、数多くの芸能人や著名人の信頼を勝ち得てきた。でも、いつも、何かが足りない。
そこで彼が始めたのが、歌うこと。そこらのカラオケボックスで歌うだけでは飽き足らず、ヴォイストレーニングに通い、プロの指導を仰ぎ、自分の名前でライブを披いて、50代半ばから、歌手としての活動を開始したのだ。
歌うのは歌謡曲、演歌。
「演歌の魅力は、その人の人生が見え隠れすること。歌い手さんがどういうふうに人生を歩んできたか、その浅さとか深さが垣間見えるところにあると思います。歌うテクニックを超えて、それが味になるところ、ですよね」
だとしたら、髙橋貢のその歌にも、彼の人生が反映されているはず。
今週のYEOは、ヘア&メイクアーティストであり、歌手でもある髙橋貢のこれまでを、金曜日まで連日更新。ファッションや広告の世界では知る人ぞ知るカリスマ的存在の彼が、どうしてステージ上で熱唱するのか。金曜日に読み終わる頃には、あなたも自分が本当にしたいこと、したかったことを、思い出すのかもしれない。
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出演 :髙橋貢 たかはし みつぐ
1960年10月11日、京都生まれ。京都美容専門学校卒業後、約6年間美容室勤務。ヘア&メイクアップアーティストになるために上京し、1年後、新井克英氏のアシスタントに。1年3ヶ月後、今井美樹さんの初の全国コンサートの仕事を機に、フリーランスとして活動を開始。CF広告を中心にテレビ・雑誌など多方面で活躍。数多くの女優・タレントから絶大な支持を得ている。
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/