そろそろ11月、『キネコ国際映画祭』の季節がやってくる！
　今年は11月１日から５日まで、東京・世田谷の二子玉川あたりは、メインキャラクターの黒猫キネコがあちらこちらに出没するはずだ。iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ（以下　イッツコム）と１０９シネマズ二子玉川の２会場では、子ども映画が朝から晩まで次から次へ、国内外24カ国から出品された50以上の作品が公開される。字幕を読めない子どもたちも、声優や俳優が参加する生吹き替え（ライブ・シネマ）があるから、大丈夫。映画だけじゃなく、二子玉川公園では熱気球飛行やら親子でアウトドア体験が楽しめるキネコキャンプやら、さまざまなワークショップが体験できるキネコ・エクスペリエンスやら、催し物がいっぱい。
　フェスティバル・ディレクターの田平美津夫が、ヨーロッパの子ども映画祭を視察するために足を運んだときの、
「町のお祭りみたいで、そこにはなんでもあって、もちろん軸は映画だけど、映画祭という枠だけにとらわれずに、企業や行政、地域のみなさんが一緒にイベントに参加して、そういう楽しいことをやりたいな」
　という熱い思いが、しっかり反映しているみたいだ。
　ＹＥＯは昨年2018年11月12日から16日の記事でこの映画祭をとりあげ、田平美津夫氏が26年前から、七転八倒しながらこの映画祭を育ててきたプロセスを紹介した。で、今年は、この映画祭を支えるスタッフたちをクローズアップしようと思う。
　というのもこの映画祭、上映作品数も増えて、最初の頃よりずいぶん規模も大きくなったけれど、ひとつひとつのイベントは、みんなが力を合わせて作る、手作り感が満載。みんなが一生懸命、みんながワクワク、みんなが楽しんで作っているのだ。そんな様子を、今週のＹＥＯは金曜日まで連日更新しながらリポートする。お楽しみに！