筋肉が、流行ってる。イケメンは腹筋割れているのが当然、といった風潮だし、女子だって鍛えているほうが好感度大。同じようなルックスでも、筋肉量が多いほうが、筋が通っているような、芯が強そうな、信頼できそうな、そんなイメージ。筋トレ人口が増えたおかげで、ボディビル業界も右肩上がりに成長しているという。
 今週のYEOのヒロイン・豊島香奈子は、10数年前からボディビルの世界で生きてきた。
「今、競技人口はハンパないですね。私が出ていた頃は団体がふたつしかなくて、私はJPC(Japan physique committee)のほうだったんですけど、今は数え切れないほど団体があって、大会も毎月開かれていて、チャンピオンがいっぱいいます。私なんか今、競技の世界では化石なんじゃないかな(笑)。最近は金子賢さんがやっている大会で、審査する側に回っています」
 ちなみに肩書は、〈ボディビルダー〉でいいんですか?
「一般的にわかりやすく言うとボディビルダーになっちゃうんですけど。私がやっていたのはフィギュア部門、最近は〈ビキニアスリート〉とか〈フィットネスビキニ〉とか、言い方はいろいろあります。健康的で筋肉質な、鍛え上げた美しい筋肉美を競うんです。ですから男性ボディビルダーのムキムキな、でかいバルクを競うのとはイメージ違いますよね。でも、単にボディビルって言うほうが、わかりやすいのかな」
 実は彼女、5年前にも1度、YEOに登場している(2014年4月17~18日)。そのときはJPCマッスルマニアJAPAN、ミズフィギュア部門で4年連続(2007~2010年)優勝を果たし、トレーナー業を始めたばかり。女性たちに筋肉美の作り方を教えたいと、意欲に燃えていた。
 今週は、そんな彼女のその後の物語。彼女の夢は、叶ったのか? 金曜日まで連日更新、腹筋や大臀筋、上腕二頭筋を意識しながら、お楽しみ下さい。

  • 出演 :豊島香奈子 とよしま かなこ

    女性専用プライベートジム『CREBIQ』運営元CREBIQJAPAN』取締役社長。エアロビインストラクターを経験した後、ボディビルに挑戦。『JPC全日本ボディビル選手権大会ミズフィギュア2007~2010』4年連続優勝。ボディメイクトレーナーとして独立、多くのクライアントの指導に当たった。2015年『CREBIQ』設立に参画、代表トレーナーとして活躍の後、2年前から経営者となった。日本プロテイン協会理事として日本初のプロテインマイスター資格認定の発行、ボディビルコンテストの審査員など多方面にて活動中。『NESTA-PFT』(全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会認定パーソナルフィットネストレーナーズ)はじめ資格多数。著書に『女30代からのパーフェクトボディの作り方』(webスマイル出版)『脱いでもキレイダイエット』(Appstore)がある。

    CREBIQhttps://crebiq.com/about/

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/