２０１９年、ＹＥＯの幕開けは、女優の釈由美子さん。そういえば最近、以前ほどお見かけしなかったような。
「そうですね、子どもが今２歳半で、無理のない程度にお仕事はさせていただいていたんですけれど、どうしても家にいることが多かったものですから」
　人妻となり、母親となった釈由美子は以前と変わらず、いや、以前よりさらにパワフルになったように見える。
「男の子なので、いつの間にか強い母親になってしまいました（笑）。私は４人姉妹で、歳の離れた妹の面倒を見ていたので、オムツの替え方も知っていたんですけど、男の子の育児って、女の子と全然違うんですね。まるで怪獣、ミニゴジラ。お風呂上がりはすっぽんぽんで走り回っているし、『クレヨンしんちゃん』なんか見たことないのに、しんちゃんとまったく同じことをするから、男の子って、こういうものなんだなって。ちょっとオバカで単純で、愛おしいんです（笑）」
　結婚したのは３年余前。それまで女優として華やかに活躍しながら、実は結婚願望が強かったそうで。
「幼い頃からピンクレディとかＷink（ウインク）をテレビで見ていて、アイドルっていうのは、みんなを幸せにするキラキラする存在なんだ、私もなりたいな、と思っていました。運の良いことにいろいろご縁をいただいて、デビューからトントン拍子でお仕事が繋がってきたけれど、30代に入った頃から、それでもなにか満たされない、さみしさというかすき間を感じていたんです。なにかが違う、ここじゃないどこかを求めていました。
結婚してみて、わかったんです。私は、自分の帰る場所を求めていたんだなって。自分の家庭が欲しかったんだって。私は〝必要とされたい〟という想いが人一倍強いんです。今はもう、無条件に必要とされている。私がいなくちゃ困る、という存在がいます。自分の存在意義が、ようやく見いだせたような気がします」
　めでたし、めでたし。だけど物語は、まだまだ続く。母親となった釈由美子は今、そしてこれから、どう生きるのか。金曜日まで連日更新、最近の情報も加えて、お送りします。
　本年もＹＥＯをよろしく、そして、乞う御期待！