5月12日(土)、日本武道館にGLIM SPANKYを愛する人たちが終結した。
とうとうグリム・スパンキーが日本武道館を制覇! ワンマンライブが開催されたのだ。
デビューから4年。あっという間にここまできた、ような気がするけれど、すでに十分な実力を蓄え、多彩な活躍を見せている彼らを見ていると、満を持して、とも言える。
本番の数日前、リハーサルを重ねる松尾レミと亀本寬貴に、抱負を聞いてみた。
「武道館のステージから見上げる客席って、きっと見たことのない風景だと思う。コロシアムみたいな感じかな?(笑)。すごい数のお客さんに観て、聴いてもらえますよね! たくさんの人が来てくれれば、〝俺、カッコイイじゃん〟と思えて、その分絶対、良いパフォーマンスができる。すごい楽しみです」(亀本)
「〝武道館は歌いやすいよ〟と先輩ミュージシャンの方に伺ったので、私も楽しみです。それにしても、東京に出てきたばかりの頃は下北沢のライブハウスで、たった5人のお客さんの前でやったこともあるんですよ。そこから少しずつお客さんが増えて、演奏するライブハウスも大きくなってきて、どんどん更新してきたんです。でも私たちにとって大事なのは、どこでやるか、じゃなく、何をやるか。自分たちの音楽が、ちゃんと会場に見合うものでないと、意味が無いですよね。そこが今、私たちの勝負だなって思っています」(松尾)
 勝負は、ついた。日本武道館はグリム・スパンキーをあたたかく迎え入れてくれた。
松尾の歌はいつに増して熱がこもっていたし、亀本の演奏も絶好調。彼らのすべてを凝縮したセットリストは、ぐいぐいと観客を引きずり込む。歓声はうねるように、いつまでも続いた。
というわけで今週のYEOは、4回目の登場となるGLIM SPANKY(グリム・スパンキー)が主役。金曜日まで連日更新して、彼らの今、そしてこれからを見つめます!

  • 出演 :GLIM SPANKY グリム・スパンキー

     松尾レミ(Vocal・Guitar)と亀本寬貴(Guitar)による男女2人組ロックユニット。2007年、当時通っていた長野県内の高校にて結成。2009年コンテスト『閃光ライオット』でFinalに進出。2014年6月ユニバーサルミュージックVirgin MusicVirginMusicより1stミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。松尾レミがカバーしたジャニス・ジョップリンの『MOVE OVER』がCMで流れて大きな反響を呼び、注目を集めた。1960~70年代の本格的ロックとブルースをベースに骨太なロックを展開。ライブ活動を続ける一方、数多くの映画、ドラマに楽曲を提供し、CMでもカバー曲などを歌唱。松尾の独特の歌声と亀本の卓越したギター演奏は、幅広い年代のロックファンに支持されている。

    HP http://www.glimspanky.com/about/

    YEO ARCHIVE
    Part1 2015年2月16日~20日
    Part2 2015年7月20日~24日
    Part3 2016年5月9日~14日

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/