撮影のために、ハギニワ氏が手をつないで、とかくっついて、と声をかけるとこのふたり、ちょっと困った顔をした。
「人前で手をつないだこと、ないです。こんなふうに肩を抱いたこともない。だって恥ずかしいじゃないですか(笑)」(桑山)
「ディズニーランドに行ったときくらい、ですね。でも人が多いエリアにいくと、手をふりほどかれちゃう。迷子になるよーって、よけいひっつくんですけど(笑)」(藤田)

 そんなふたりが一緒に作るステージには、『ふたりの詩(うた)』というタイトルがついた。実力のあるアーティストがふたり、しかも相思相愛のふたりが作りだす金子みすゞの世界は、特別なものになるはずだ。ベストマッチングのふたりを目撃する、という楽しみもある。
「我が家のホームパーティに来てくれた人たちは、私たちふたりを見ていると、すごく結婚したくなるみたい。離婚経験者でも独身主義者でも、そういう人、多いですよ(笑)。この舞台もそういう効果があるといいけど(笑)」(藤田)

 たった1日だけの公演、もったいないような気がするけれど。
「お客さまがどういう反応をしてくださるか、それによってこの先の形も決まってくると思います。ですからぜひ、観に来ていただきたいですね。私は彼のこと、日本の宝だと思っているんですよ。彼の才能は大事にしたいと思っているから、彼にとって一番良い環境で仕事ができるようにしてあげたい。彼も私に対して、同じように気遣ってくれているはずだし。そんなふたりの舞台、ぜひ見にいらして下さい!」(藤田)

  • 出演: 藤田朋子 (ふじたともこ)

    1987年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のオーディションに合格し、舞台デビュー。1988年、NHK連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』に主演。1990年からTBS『渡る世間は鬼ばかり』に出演。数多くのドラマ、映画、舞台に出演する一方、定期的にライブを行うなど幅広く活躍している。近年の主な出演作にドラマ『いつか日のあたる場所で』『グッドモーニングコール』舞台『女たちの忠臣蔵』『三婆』映画『向日葵の丘』『ポプラの秋』『無伴奏』など。
    オフィシャルブログ  http://ameblo.jp/tomoko-fujita/

    出演:桑山哲也 (くわやまてつや)

    6歳からアコーディオンを学び、数々のアコーディオンコンテストで優勝。14歳でフランス屈指のアコーディオン奏者、デデ・モンマルトル(アドレアン・レジャン)氏に師事し、フランス音楽のエッセンスを徹底的に教え込まれる。2000年から本格的なソロ活動をはじめ、これまでに9枚のアルバムをリリース。TV、CM、映画等映像作品への参加も数多く、その才能は幅広いジャンルのアーティストから高く評価されると同時に、2017年1月には「土曜ワイド」でドラマの劇伴を担当するなど、活動の場は多岐にわたる。
    桑山哲也の演奏するアコーディオンは、ボタン鍵盤式で、その中でもベルギー配列の楽器であり、この種類のアコーディオンを演奏するのは、現在、日本において桑山哲也ただ一人である。
    オフィシャルブログ  http://kuwayama.jugem.jp/

  • 撮影協力:玉川学園

  • 公演情報 :『音楽朗読劇 ふたりの詩』

    潤色・演出:石井ふく子 1部 音楽朗読劇「金子みすゞ物語」矢崎節夫著『みんなを好きに―金子みすゞ物語』(JULA出版局)より 2部 音楽ライブ 主催:ホリプロ
    2017年3月24日(金)18時30分開場 19時開演 三越劇場(日本橋三越本店本館6階)
    問い合わせ先 : キャピタルヴィレッジ03-3478-9999(平日11:00~18:00)

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/