#1 結婚12年目の真実
藤田朋子&桑山哲也
- Magazine ID: 3475
- Posted: 2017.03.06
今週のYEOは、藤田朋子さんと桑山哲也さん夫婦のはなし。今年は結婚12周年だという。
「本当にあっという間でしたね。彼女は業界でも人生でも大先輩だし、僕の知らないことを当然たくさん知っているし。でも5年くらい経った頃からそれにも慣れてきて、家にいるときはキャリアとか年齢を意識しなくなりました。そこから後はもう本当に平和で、〝あー、夫婦になったんだな〝っていう実感があります。だって僕、家にいると何の心配もない。なんとか生活できるだけの仕事があって、友人にも恵まれて、家の中でケンカもなく、世界で一番、彼女のことを信じているから。平和ってこんなにいいものなんだなって、いつも思ってます」(桑山)
「家の中にいると、あなたは王様でいられるから。私はあなたに対して何でもOKを出すのに、5年目まではそれが不安だったんでしょうね。〝人は見返りを求めるものだ〟という思いがあなたの中にずっと根強くあったのだけれど、見返りがなくても愛してくれる人がいるということにやっと気付いて、それが確信になるまで5年が必要だったのかもしれないね(笑)」(藤田)
夫婦のかたちはさまざまで、何が良くて何が悪いか、当事者以外わからない。だとしても、このふたりの夫婦のかたちは、なんだかちょっと面白そう。
今月24日、仲良し夫婦として有名なふたりが一緒に、音楽朗読劇に挑戦するという。
「今まで僕たち、共演したことはなかったんです。僕の伴奏で彼女が歌う機会はありましたけど、彼女の本業は女優で、歌手ではありませんから。彼女が女優で、僕がアコーディオニストで、ふたり一緒に舞台に立つチャンスはないのかなって、そういう話は以前からしていたんです」(桑山)
「それがどういう形になるのかわからなくて。問題は私たち、すごくこだわりがあるということなんです。本当に良いものを作りたい、という気持ちが強いんですね。それぞれの場所でいつも、もっとこうしたい、今度はああしてみようって、ずうっと頑張ってきました。それがふたり一緒となると、なおさらです」(藤田)
実力のある、実績もあるふたりが一緒に舞台に立って、いったい何が始まるんだろう?
今週は金曜日まで5日間連続、このふたりを追いかけます。
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出演: 藤田朋子 (ふじたともこ)
1987年にミュージカル『レ・ミゼラブル』のオーディションに合格し、舞台デビュー。1988年、NHK連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』に主演。1990年からTBS『渡る世間は鬼ばかり』に出演。数多くのドラマ、映画、舞台に出演する一方、定期的にライブを行うなど幅広く活躍している。近年の主な出演作にドラマ『いつか日のあたる場所で』『グッドモーニングコール』舞台『女たちの忠臣蔵』『三婆』映画『向日葵の丘』『ポプラの秋』『無伴奏』など。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/tomoko-fujita/出演:桑山哲也 (くわやまてつや)
6歳からアコーディオンを学び、数々のアコーディオンコンテストで優勝。14歳でフランス屈指のアコーディオン奏者、デデ・モンマルトル(アドレアン・レジャン)氏に師事し、フランス音楽のエッセンスを徹底的に教え込まれる。2000年から本格的なソロ活動をはじめ、これまでに9枚のアルバムをリリース。TV、CM、映画等映像作品への参加も数多く、その才能は幅広いジャンルのアーティストから高く評価されると同時に、2017年1月には「土曜ワイド」でドラマの劇伴を担当するなど、活動の場は多岐にわたる。
桑山哲也の演奏するアコーディオンは、ボタン鍵盤式で、その中でもベルギー配列の楽器であり、この種類のアコーディオンを演奏するのは、現在、日本において桑山哲也ただ一人である。
オフィシャルブログ http://kuwayama.jugem.jp/撮影協力:玉川学園
公演情報 :『音楽朗読劇 ふたりの詩』
潤色・演出:石井ふく子 1部 音楽朗読劇「金子みすゞ物語」矢崎節夫著『みんなを好きに―金子みすゞ物語』(JULA出版局)より 2部 音楽ライブ 主催:ホリプロ
2017年3月24日(金)18時30分開場 19時開演 三越劇場(日本橋三越本店本館6階)
問い合わせ先 : キャピタルヴィレッジ03-3478-9999(平日11:00~18:00)YEOからお知らせ:YEO専用アプリ
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/