熊江琉唯と日本との関係は、お菓子から始まった。

「中国にいた頃から、父が日本のおみやげにお菓子をいっぱい持ってきてくれて、それがすごく美味しかった。だから日本に来ると知ったときには、喜んでついて来ちゃいました(笑)。トッポとか白い恋人とかチョコレートのお菓子が、とにかくおいしくて」

 もちろん日本に来てからも、毎日いろいろなお菓子を食べ続けてきた。

「いつかお菓子の食べ比べブログとか、書いてみたいですね。私がお薦めするチョコレートはこれ、みたいな。今のところ、私のお薦め№1はガルボです。あのしっとりさっくり感は、日本でしか作れない。和菓子だったらきなこ&黒蜜系。あと抹茶のお菓子はなんでも。どれもめちゃくちゃおいしいです!」

 もうひとつの大好物は、日本のアニメ。

「小さい頃は『NARUTO―ナルト―』ですとか『ドラゴンボール』『一休さん』『デジタルモンスター』『クレヨンしんちゃん』がテレビに流れていて、よく見ていました。中国でもめちゃめちゃ人気で、アニメの力って偉大だなって思います」

 お菓子と同様、もちろん日本に来てからも、いろんなアニメを見続けてきた。

「ロボット系がすごい好きです。『機動戦士ガンダム』『コードギアス』、あと『マクロスフロンティア』。そういう、誰かを守るために何かに乗って闘うのがすごい好き。めちゃくちゃカッコイイです。あと『クラナド』っていうアニメは、男の子がいて女の子がいて、恋愛から始まり結婚、出産と人生を描いていて、家族愛もあって、泣けます。心が浄化されるような、そういう作品が好きです。自分でも絵を描くのが好きで、マンガ系とか油絵系とか水彩系とか、いろんな絵を描いてます」

  • 出演:熊江琉唯(くまえ るい)

    1995年生まれ。中国四川省出身。2015年日テレジェニック2015候補生として『人気者になろう!』(日本テレビ)にレギュラー出演。その後日テレジェニック2015に選ばれた。2016年3月、東京ガールズコレクション公式ランニングチームTOKYO GIRLS RUN5期生に選出され、5月には軽井沢ハーフマラソンに出走し、完走を果たした。同年3月25日より日本テレビ『PON!』お天気お姉さん月曜日担当レギュラーとして出演中。

    株式会社アイズ オフィシャルサイト http://www.eyes-h.com/

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/