映画『ストロボ ライト』の監督、片元亮さんは大阪芸術大学大学院卒業。いつ頃から映画監督を目指していたのでしょう?

「映像学科の映画コースに進むには、5人以上で制作チームを作る必要がありました。だから、まず人集めをしてから役割を決めたんです。そのとき周囲から監督向きだと言われて。大学卒業後は就職が決まりかけていたんですが、大学院の教授を務めている中島貞夫監督から進学をすすめられて、映画の道に進むことになりました」

 中島監督の薫陶を受け、大学院卒業後はフリーランスの映画監督として活動を開始。しかし、自主制作とは、文字通り自分で映画を作ること。つまり、平たく言うと身銭を切って映画を作るわけですね。

「自主制作の場合、衣装や美術、ロケーションなどに予算をかけることができないのが当たり前。だから自主映画を見慣れた人は、多少真実味に欠けても“察する”んです。だけど『ストロボ ライト』はそういう映画にしたくなかった」

 幸いにも伊丹市の全面的なバックアップを受けることができたため、ロケーションに恵まれ、その分観る方も“察する”必要なく映画に没頭できるというわけです。

 さて、写真の二人は長山浩巳さんと加納克範さん。『ストロボ ライト』のオーディションで出会って以来、舞台で共演したり、自主制作の映画を一緒に作ったり、と活動を共にしてきたそうです。

 この二人にも『ストロボ ライト』撮影時のエピソードを聞いたのですが……いずれもネタバレになってしまうので、ここには書けません。すみません。映画を観たうえで、ブログやFacebookで本人たちに訊いてみてくださいね。

 4日間にわたって取り上げてきた『ストロボ ライト』。そもそも、どんな映画なのでしょう……?

  • 出演:長山浩巳(ながやまひろみ)

    1981年7月2日生まれ、33歳。身長178センチ 、体重60キロ。靴のサイズ27.5センチ。
    趣味 映画鑑賞、ゲーム。
    特技 料理、書道、人見力。
    好きな映画『 ドックヴィル アメリカン ヒストリーX』『ドライブ オンリーゴット』
    好きな俳優 ディンデハーン ライアンゴズリング
    好きな言葉 大一大万大吉

    オフィシャル・ブログ http://s.ameblo.jp/romi-hiro/

    加納克範 (かのうかつのり)

    劇団 江戸間十畳 所属。
    映画、TV、CM、舞台などジャンルを問わず活動中。
    現在、全校各地でアートプラン主催の親子向けの舞台に出演中。

    facebookページ  https://www.facebook.com/katsunori.kano.9?fref=ts

    映画『ストロボ ライト』公式ホームページ

    http://www.strobelight-movie.com

    Facebookページ https://www.facebook.com/strobelightmovie

    Twitterアカウント https://twitter.com/SL_movie

    新宿ケイズシネマ http://www.ks-cinema.com

    横浜シネマリンにて5月23日㈯19時00分より二週間上映。
    また、シネマテーク高崎でも上映(時期未定)。その他劇場とも現在交渉中

  • 取材/文:加藤いづみ

    コピーライター、ディレクター。東京都出身。成城大学文芸学部卒。広告、SP、WEBのコピーライティング、企画、ディレクションのほか、企業のPR誌制作を手がけている。
    https://www.facebook.com/mi.company

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/