映画『ストロボ ライト』の主演をつとめた福地教光(ふくちたかみつ)さん。ノーブルなお顔立ちで近寄りがたい人かと思いきや、観客とも気軽に話し、ときにはみんなで一緒に飲みに行っちゃう! という、ノリのいいところもあるみたいです。

 そんな福地さん(の映画)を追いかけて劇場に来ていた方々に、何度も繰り返して観る理由を尋ねると、「最初は福地さんを見るために映画を観ていましたけれど、観るたびに新しい発見があるので、だんだん映画そのもののファンになりました」と、熱く語ってくださいました。

『ストロボ ライト』は、本作で劇場公開デビューとなった片元亮監督の自主制作作品です。だから、メジャー作品じゃない。

 完成披露上映会をはじめ、第13回宝塚映画祭を機に大阪・京都・神戸を二順、上映された劇場はすべて関西でした。つまり、東京じゃない。

「東京で上映するにあたって、映画館に上映の交渉に行くと『東京で初上映なら話題性があるけどねえ……』と断られることが多かったですね。一方では『関西で注目されている映画が、いよいよ東京進出』という言われ方もする。正直、戸惑いました」

 と語る片元監督。制作にあたっては、伊丹市の全面協力を得るとことができました。しかしここでも……。

「お客さんから、『ご当地映画だというから観に来たのに、伊丹の“い”の字も出てこないじゃないか!』というお叱りも受けました。伊丹ロケなのに、物語の舞台は伊丹じゃない。東京が舞台になっていますから」

“じゃない”尽くしの『ストロボ ライト』ですが、そもそも、どうして伊丹市で映画の撮影をすることになったのでしょう?

  • 出演: 福地教光(ふくちたかみつ)

    北海道出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。劇団バンタムクラスステージ所属。現在は東京を拠点とし、舞台を中心に活動。年間8~9本の舞台に出演。
    2012年・2013年とユニバーサル・スタジオ・ジャパンでショーアクターとして出演。他にナレーション、イベントMCなども。

    オフィシャル・ブログ http://ameblo.jp/takamitsu-oberon

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    Twitterアカウント https://twitter.com/takamichu

    映画『ストロボ ライト』公式ホームページ

    http://www.strobelight-movie.com

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    新宿ケイズシネマ http://www.ks-cinema.com

    横浜シネマリンにて5月23日㈯19時00分より二週間上映。
    また、シネマテーク高崎でも上映(時期未定)。その他劇場とも現在交渉中。

  • 取材/文:加藤いづみ

    コピーライター、ディレクター。東京都出身。成城大学文芸学部卒。広告、SP、WEBのコピーライティング、企画、ディレクションのほか、企業のPR誌制作を手がけている。
    https://www.facebook.com/mi.company

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/