#3 ジャズなんて 死ぬまでわかんねーよ。 kubota
ジルデコイ・アソシエーション
- Magazine ID: 1815
- Posted: 2014.11.12

ギターのkubotaを、chihiRoはこう評した。
「すごく物知りなんですよ。学者ってニックネームがついていたくらい、何でも教えてくれる先生です。ハマると、とことん勉強するタイプなんでしょうね。特に音楽。あとは虫と魚と電車」
towadaがチャチャを入れた。「人生には役に立たないことばっかだね(笑)」
演奏しているときのkubotaは、まるで職人みたいだ。定番コードも超絶技巧も、淡々とポーカーフェイスで弾きこなす。トレードマークは帽子に眼鏡にネクタイ、仲間うちでは〝Mr.マイペース〟と呼ばれているとか。towadaいわく、
「人に優しく、自分にも優しい。だからときどき、遅刻する(笑)。でも作曲やアレンジするときは、人の意見を聞くふりをしながらいつのまにか自我を通していて、そのあたりはクールだよね」
幼稚園の頃、朝のお遊戯タイムにかかるゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』にシビれて以来、音楽とともに生きてきた。
「子どもの頃、ボタンがいっぱいあるメカに触りたくてエレクトーンを習い、やっぱりピアノが弾けた方がいいかなと独学でピアノをマスターして、高校入る前に長渕剛の『とんぼ』が流行っていたので、これをギターで弾けたらカッコいいだろうなと思って必死で練習して・・・・」
大学進学後にジャズギターに目覚め、卒業後渡米して本格的にジャズの世界へ。
「ニューヨークに2年ほど住んでいたとき、人種のるつぼであると同時に音楽のるつぼだったんですよ。出逢った友だちの数だけジャンルがある、くらいの感じで、一緒にやるうちにレゲエもロックもR&Bも手伝っていた、みたいな」
そして今も弾き続けているのが、ジャズ。
「自分にピッタリ、と思っているわけでもなくて。その途中なんでしょうね。死ぬまで、ジャズってよくわかんねーなと思いながら、でも離れられない。この先も、そんな感じで行くんだろうなと思います」
『ジルデコ6〜Just a Hunch』
2014年10月22日発売
発売元 : VICTOR ENTERTAINMENT
仕様 / 品番 / 価格
<初回生産限定盤CD+ライブDVD > VIZL-732 / ¥3,400+消費税
<通常盤CD > VICL-64237 / ¥2,900+消費税
http://www.jilldecoy.com/disco/3476
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出演:JiLL-Decoy association ジルデコイ・アソシエーション 通称ジルデコ
2002年に結成された、ヴォーカルchihiRo、ギターkubota、ドラムtowadaの3人で構成されるユニット。ジャズ/ポップス/ロックをベースに、クオリティの高いオリジナルな世界を構築している。高い演奏力を誇り、ライブやジャズフェスには多くのファンが集結。5枚目のアルバム『ジルデコ5』は第55回日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞した。
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取材/文:岡本麻佑
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/