結婚は自立してから
Sharo
- Magazine ID: 1272
- Posted: 2013.06.07

9月3日の渋谷マウントレイニアホールでのライブまでにも、いくつものドラマ出演が控え、お芝居に歌にと挑戦の続く日々だ。
今28歳。彼女はどんな理想の人生を思い描いているのだろう。
「27歳で事務所に入れてもらったときに『とにかく3年、がんばれますか』と言われたんです。だから今は、がむしゃらにお仕事を頑張って、いただいたチャンスをひとつずつ掴んでいきたい」
結婚したいという気持ちは?
「今までプロポーズされたこともあります。でもその時は本当に仕事も全然できてない状況で、このまま結婚して養ってもらうのは嫌だ、と思ったんです。その状況から逃げるようにそのまま結婚してしまったら、旦那さんにも失礼だと。もっと自立した状態で結婚したい、と思ったんです」
仕事への欲は増えるばかりだ。現場でプロフェッショナルな役者たちに感動を覚える。
「映像は瞬発力が大事ですよね。段取りを早く飲み込んで、全部を自分に入れた状態で、演じる。皆さん『慣れだから』と言ってくださるけど、本当に私はまだまだだと思います。生瀬勝久さんと仕事させてもらったとき、私との間合いを見ながらどんどんキャラクターを作っていかれる様子を真近に拝見して、芝居って自分一人で作るものじゃなく、相手を見て作るものなんだと感動しました」
歌も芝居のひとつだと考えている。
「単純に歌うというよりは、その役を自分でつくって歌っているような感じ。歌っているときはとても幸せです」
派手な美しさとは裏腹に、がむしゃら、という言葉が本当に似合う人だ。
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出演:Sharo
福岡県生まれ。早稲田大学在学中に東宝ミュージカルアカデミーのオーディションに合格、第1期生に。その後、ライブ活動を始め、役者、タレント活動へとフィールドを広げる。9月3日に渋谷マウントレイニアホールでライブを開催。株式会社スタッフ・アップ所属。
プロフィール http://www.staff-up.net
公式ブログ http://ameblo.jp/sharoblog/ -
取材・文:森 綾
大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810
ヘアメイク:宮内直人 http://www.sugar-makeup.com
撮影:萩庭桂太