本番のない日々
Sharo
- Magazine ID: 1269
- Posted: 2013.06.04
3月28日に渋谷マウントレイニアホールで行われたライブで、彼女は、前半はショー仕立てでミュージカルの歌をうたい、後半は清楚なファッションで歌を歌った。
「企画・構成・演出、すべて自分でやらせていただきました。大変だったけど、本当にやれて良かったです。たくさんの仲間に支えられて、たくさんのお客様に見に来ていただき、本当に幸せな時間でした」
Sharoがミュージカルに出会ったのは大学時代だった。
「早稲田でミュージカルのサークルに入っていたんですが、芸能界に進もうという考えはなかったです。いい大学に入っていい会社に就職してというふうに考えて生きていましたから。でも、ミュージカルのサークルは楽しくて、本格的にレッスンを始めようと東宝ミュージカルアカデミーに入りました」
東宝ミュージカルアカデミーでは2年間じっくりとミュージカルを学び、いくつものオーディションを受けた。が、受からない日々が続く。
「オーディションを受けるばかりで、まったく本番というものがない。それで自分でライブをやろうと思ったんです。でもライブハウスでは毎回お客様を集めるのが大変で……」
その時思いついたのが、ストリートで歌うことだった。
-
出演:Sharo
福岡県生まれ。早稲田大学在学中に東宝ミュージカルアカデミーのオーディションに合格、第1期生に。その後、ライブ活動を始め、役者、タレント活動へとフィールドを広げる。9月3日に渋谷マウントレイニアホールでライブを開催。株式会社スタッフ・アップ所属。
プロフィール http://www.staff-up.net
公式ブログ http://ameblo.jp/sharoblog/ -
取材・文:森 綾
大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810
ヘアメイク:宮内直人 http://www.sugar-makeup.com
撮影:萩庭桂太