一芸を極めるというのも一つのありようだし、多芸多趣味を使い分けていくのも一つのありようではないだろうか。

 ここ1年半ほど、時間を見つけて走っている。

「走るとすっきりするんです。自分の同じ世代の人に、一緒に走りましょうよと、もっと走ることを勧めたいな。走ると体にもメンタルにもいい。ほんとに気持ちいいですよ!」

 今年はフルマラソンに挑戦すると決め、秋口の出走を目指しトレーニングを開始した。MIZUNOが彼女に全面的に協力してくれることにもなった。

「できるだけ毎日走るようにしています。目標を決めて走るのは初めて。なまけたい気持ちと闘っていきたい」

 芸能界を休んでいて3年間は、きっと彼女にとってとても必要な3年間だったのだろう。普通を探してもがいた日々が、これからの新しい「ダブちゃん」をしっかり後押ししてくれるに違いない。

  • 出演:ダーブロウ有紗

    1988年、東京都生まれ。父親はアメリカ人、母親は日本人。物心つく前からモデルとして活躍、10代の頃にはカリスマ・ローティーン・モデルに。20歳を過ぎて3年間、芸能活動を休止。復帰後、タレント、モデルとして活躍中。
    http://advance-production.jp/talent/2013/12/post.html
    http://ameblo.jp/arisa-desire/

  • 取材・文:森 綾

    大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
    ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

衣装協力:mizuno http://www.mizuno.jp/
撮影協力:FLYCKA HAIR http://flycka-hair.com/
撮影:萩庭桂太