走らない人は思う。「いったいなんのために走るのだろう」と。五明祐子も、そう思って走り始めたのだという。

「走り始めたのは5年程前ですね。走るのが流行っていたんですよ。周りにも街にもランナーがたくさんいて、走るのって何が楽しいのか、知りたくなりました。『五島列島夕やけマラソン』で、初めてハーフマラソンのレースに参加したのですが、緊張しながらも楽しめました」

 走る事を通じて仲間や友達が増えていった。

「走ることで出会う人っていい人が多い気がする。自分もさわやかなイメージで見てもらえますし(笑)。なんでだろう? 常にストレスが発散できているからかな」

 自らを「ファン・ランナー」と称する。走ることを楽しむ派、だ。

「ランニングをずっと長く続けて行きたいので、ゆっくり、マイペースで走って行きたいです。普段はオーバーペースにならないよう、なるべくペースを守ってゆっくり走るのが好きなほう。でも時々熱くなってばぁーっとダッシュすることもある。う~ん。生き方とちょっと似てるかも」

 生き方と走り方は似てくるものなのかもしれない。

  • 出演:五明祐子

    1973年横須賀市生まれ。ファッションモデルとして雑誌・広告を中心に活躍。現在はGrazia、LEE他ファッション誌、ジョンソン・グレード・シリーズCM等に出演中。ラン歴は5年。先日の石垣島マラソンではフルマラソン完走!
    ブログ「オキラクDays」 http://ameblo.jp/gomyo-yuko/

  • 取材・文:森 綾

    大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
    ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

  • スタイリスト:工藤満美

    雑誌、広告、CM、カタログを中心に活躍。ティアリーレイのデザイナーでもある。
    http://www.tialeeray.jp/

  • ヘアメイク:宮内研太

    http://responsecreate.com/?page_id=2206

撮影協力:シャングリラホテル東京 http://www.shangri-la.jp/
衣装:バスローブ ¥26250(カシウエア 03-3486-5505)
撮影:萩庭桂太