濃いキャラの役、目白押し
中別府葵
- Magazine ID: 1077
- Posted: 2012.06.20
伸びやかな四肢。濃い顔、明るいキャラ。デビューして以来、その存在感はいきなり買われた感がある。
ドラマ『ウォーキン☆バタフライ』ではガリバーコンプレックスの女の子が突如ショーモデルの世界へ飛び込む主人公に。
『メイちゃんの執事』ではあのセクシーなアニメキャラ、峰不二子のような女子高生に。
『任侠ヘルパー』では第一秘書で社長を裏切る役に。
『サムライ・ハイスクール』では190センチ近くもある大柄な男子をカツアゲする女子高生に。
キャラクターの立った役柄に、聞いているだけで「どんなコ?」と興味がわいてくる。それだけの濃いキャラを演じ分けるのも大変だと思うのだが。
「濃いキャラをつくる役のほうが簡単なんです。素の自分を消して演技すればいいんですから。素の自分で演技して、と言われるほうが難しい」
ちょっと女優の顔で、そう答えた。
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出演:中別府葵
1990年熊本県生まれ。血液型A型。172センチの長身で演技にモデルにと活躍する女優。08年にテレビ東京のドラマ24「ウォーキン☆バタフライ」で初主演し、その存在感が話題を集める。その後、テレビや映画に出演、今年3~4月、日比谷・シアタークリエなどで上演された白井晃演出『幻蝶』では、ストリッパー役を好演した。9月には東京・天王洲の銀河劇場『ハイスクール歌劇団☆男組』にも出演する。
http://horipro.co.jp/talent/PF097/ -
取材・文:森 綾
1964年8月21日大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1200人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には女性の生き方についてのノンフィクションが多い。『キティの涙』(集英社)の台湾版は『KITTY的眼涙』(布克文化)の書名で現在ベストセラー中。
http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810
撮影:萩庭桂太