ようやく今、杉本有美の肩書は〈女優〉になった。
 もちろんずうっと前から舞台や映画、ドラマに出演してきたけれど、世間の見る目はなかなか厳しい。先にモデルとして有名になってしまったし、グラビア女王として大活躍してきたおかげで、そっちのイメージが強かった。今までずっと、女優という肩書では、勝負させてもらえなかった。
 でも、いろいろいろいろあっての今、気分はすっかりリフレッシュ。
「最近になって、ちゃんと女優として見てもらえるようになったと実感しています。もちろんその分、きちんとお芝居できないといけないし、期待にもお応えしなきゃいけないんですけど。今年2月には下北沢の本多劇場で『あじさい』という舞台に立つことができて、本多劇場は本当にお芝居のできる人しか立てないと思っていたので、やっとスタートラインに立てたなって思いました。女優として求められて、それに応えるのが、すごく幸せ。そういう環境にあることが、すごくうれしいんです!」
 キャリアのスタートは12歳。小学校6年生のとき、『りぼん』という雑誌のジュニアモデルから始まった。
「毎週土曜日、始発の新幹線で大阪から東京に行って、土日にお仕事をして、日曜日の最終で帰ってきて、月曜日の朝から学校に行って、という毎日でした。学校は、あまり楽しくなかったんです。東京で芸能関係のお仕事をしているということが、ちょっと特別な目で見られていたんですね。ふつうに口にした言葉を曲解されて、誤解されることもありました。その頃から、周りを気にしすぎるようになったし、思ったことをそのまま口にしないように気を付けるようになりました。結局、中学3年の夏に転校したんです。でも高校に進学してからは、私の仕事を理解して応援してくれる親友に出逢えたんです!」
 つらいこと、哀しいことがあると、詩を書くことで思いを発散していたという。そんな美少女・杉本有美がその後どんなプロセスを経て、今に至るのか。
 今週のYEOは彼女をヒロインに、金曜日まで連日更新。美女の心の軌跡を、お楽しみに!

  • 出演 :杉本有美 すぎもと ゆみ

    1989年生まれ、大阪府出身。ジュニアモデルを経て三愛水着モデル、グラビアアイドルとして活躍。同時に女優として数々の映画、ドラマ、舞台に出演してきた。「スーパー戦隊シリーズ」第32作『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日)にゴーオンシルバー役で登場している。『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』(2010)で映画初主演。NHK朝の連続小説『ゲゲゲの女房』(2010)大河ドラマ『江~姫たちの戦国』(2011)に出演。

    アイエス・フィールド所属 http://www.is-field.com/management/pg322.html

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/