5 キラキラ生きてる
牧野百花
- Magazine ID: 3889
- Posted: 2019.07.12
ここで、最初のクエスチョンに戻ってみる。牧野百花、何をする人ですか?
「ダーツですね、今は間違い無くダーツです。日本各地からダーツのトーナメントや大会のゲストに呼んでいただけるようになって、本当にうれしいです。でもダーツのお仕事がいただけるのは、私がうまいから、じゃないんですよ。歌が歌えて、麻雀も打てて、頭がピンクで面白い子っていう、そういう理由でお仕事が増えたんだということは、認識してます(笑)。でもそうしていくうちに私は、ダーツを投げられる機会が増え、他のバイトをしなくてもダーツを練習するお金ができて、おかげで実力もちょっとずつちょっとずつ上がってきている。なんかいろいろなものがからみあって、うまくいってるね、という状態です」
こういうとき、よく使われるのは、〝人生に無駄な瞬間なんて、ない〟という言葉。
「親には〝寄り道が多すぎる。いったい何がしたいんだ?〟って嘆かれたし、なんだかんだゆるゆるやってきましたけど、でも、全部間違っていなかったって、胸を張って言えます。とにかく自分がやりたいことだけを、やってきました。やりたいこととやりたくないことを分別しながら、生きてきたのかな(笑)」
そんな牧野百花が、次に見つけたのが、ウクレレ。
「弦楽器弾いてみたい、と思ったんです。ギターだと大仰だし、ウクレレなら移動時間に車の中で練習できる。しかもウクレレ、可愛いじゃないですか! 先週あたりから、練習してます、ポロンポロンって」
行き当たりばったり、面白そう、という直感の導くままに、牧野百花はこれから先も、生きていく。
「YEOを見てくださった方に、私のことをもっと知って欲しい、みたいな願望はないんですけど(笑)、もしも会ったときは、もしも私を見つけたときは、〝ああ、百花だな〟って、〝キラキラしてるな〟って、思ってくれたらうれしいです」
[撮影協力・ダーツスタジアム池袋店 ] http://darts-stadium.jp/ikebukuro
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出演 :牧野百花 まきの ももか
代々木アニメーション学院仙台校を卒業後、上京。声優活動、ライブ活動のかたわら、秋葉原の雀荘やダーツショップで働いていた。2015年プロテストに合格し、プロのダーツプレイヤーに。現在は声優・歌手・ダーツプレイヤーとして活動中。ライブ活動は咲桜百花(さきざくら ももか)名義で行っている。
選手名鑑 https://member.prodarts.jp/players_detail.php?mem_no=3671&PHPSESSID=huxcdtdj
ブログhttp://magazine.s-darts.com/column/makino_momoka/index.html
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/