#3 あ、この人カワイイ!
イラストレーター 南夏希
- Magazine ID: 3687
- Posted: 2018.03.21
25歳で会社を辞めて、フリーターをしながら大阪のアートスクールへ。やはり、デザイン関係の仕事が気になっていたのだ。毎日実家のある奈良から大阪へ、JR関西本線の大和路線で1時間。その1時間が、iPhone創作に打ち込める、大事な時間になった。
「毎日、行きに1枚、帰りに1枚、描きました。最初は風景とかオリジナルで描いていたんですけど、そのうちインスタグラムが流行り始めて。あ、この人可愛いな、と思ったら、スクリーンショットで画像を取り込んで、それをベースに描くんです。途中からどんどん変えてしまうから、最初の画像とは全然違うものに生まれ変わりますね」
女子を描くのが、好きだという。
「女の人は、リップを赤にするだけでぱーっと華やかになる。楽しいんです。マツゲを足したりヘアスタイルを変えたりもできるから、描きごたえがあります。女の人のほうが絵になるんです。男の人は、どう描いても地味、なんですよね(笑)」
一般人からモデル、女優まで、いろんな女性を描くけれど、1番気に入っているのは渡辺直美。
「すごい好きなので、思いを込めて描いてます(笑)。だって彼女、いるだけでハッピーじゃないですか。見てるだけで元気になれる。サバサバしてるし、ていねいなとこはていねいで、謙虚だし。全然痩せようとしないところも、好き。友だちになりたいです!」
ブレイクのきっかけになったのは、スザンヌ。
「私が彼女の絵をインスタにアップしたら、そのイラストをブログに上げて下さったんです。一気に注目度が上がりました。その後も水原希子さんとか森星さんとか、芸能人の方を描いてハッシュタグを付けるとどんどんフォロワー数が上がって。でもそのために芸能人を描くのはちょっと違うと思うので、本当に描きたいときだけ、ですけど」
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出演 :南夏希 みなみ なつき
1987年生まれ、奈良県出身。旅行代理店で3年間勤務の後、退社してデザイン学校へ。通学時間を利用して、iPhoneと人さし指で描くイラスト制作に熱中。作品をインスタグラムにアップすると次第に注目が集まり、2015年よりフリーのイラストレーターとして活動開始。2017年上京。現在はファッション、カフェ、WEB、書籍などにイラストを制作している。主な作品にGUNZE「SABRINA」フレッシャーズイラスト、LOFTクリエーターズダイアリー2018、MIZUNO「WEBW LIMB」(ウォーキングシューズ)販促用イラスト、朝日新聞・岩波書店主催 夏目漱石没100周年記念事業講演「ゆかいに漱石」ポスターイラストなど。
インスタグラムhttps://www.instagram.com/punipuni729/?hl=ja所属事務所(株)グローバルプロモーションhttp://www.global-pro.co.jp/
撮影協力 THE LOCAL https://goodcoffee.me/coffeeshop/the-local/
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/