#1 iPhoneと指先で描くイラストレーター
イラストレーター 南夏希
- Magazine ID: 3685
- Posted: 2018.03.19
指先のタッチひとつで、人生が大きく変わってしまうことがある。iPhoneって、そういうツールだ。大っきい買い物することもできるし、知りたいことをどんどん追求することも、本音のメールを思い切って送ることもできる。就活だって恋人探しだって、できるしね。今週のYEOのヒロイン南夏希は、iPhoneと指先だけで〝クリエイティブな仕事をしたい!〟という夢を叶えてしまった。
南の仕事は、イラストレーター。iPhoneに指で絵を描いている。
「最初は、LINEのクリエイターズスタンプを作りたい、それだけだったんです。ペンタブレットがないと作れないのかな、と思って電気屋さんに行ったんですけど、ピンキリで迷ってしまって、買わなかった。で、調べてみたら『スマートフォンアプリでスタンプを作った』という人のブログに行きついたんです。背景を消すアプリ、絵を描くアプリ、画像サイズを揃えるアプリの3つをダウンロードすればできるって。早速私も同じアプリをダウンロードして描いてみたら、できたんです! それがやたら楽しかったので、いろんな絵を描き始めました」
描いた絵は、そのままインスタグラムで発信。
「アップしていると、反応があるから楽しくて、どんどん上げていきました」
現在フォロアー数は1万4千、日に日に増加中。注目が集まると同時に仕事の依頼も舞い込んで、3年前にフリーランスのイラストレーターとして活動を開始した。とはいえ、制作は相変わらず、iPhoneと指先だ。
「運は良いと思います!」
確かにね。でも、運だけでは、ないみたい。じゃあ何が? という話を中心に、今週もYEOは金曜日まで連日更新します!
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出演 :南夏希 みなみ なつき
1987年生まれ、奈良県出身。旅行代理店で3年間勤務の後、退社してデザイン学校へ。通学時間を利用して、iPhoneと人さし指で描くイラスト制作に熱中。作品をインスタグラムにアップすると次第に注目が集まり、2015年よりフリーのイラストレーターとして活動開始。2017年上京。現在はファッション、カフェ、WEB、書籍などにイラストを制作している。主な作品にGUNZE「SABRINA」フレッシャーズイラスト、LOFTクリエーターズダイアリー2018、MIZUNO「WEBW LIMB」(ウォーキングシューズ)販促用イラスト、朝日新聞・岩波書店主催 夏目漱石没100周年記念事業講演「ゆかいに漱石」ポスターイラストなど。
インスタグラムhttps://www.instagram.com/punipuni729/?hl=ja所属事務所(株)グローバルプロモーションhttp://www.global-pro.co.jp/
撮影協力 THE LOCAL https://goodcoffee.me/coffeeshop/the-local/
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/