#1 ギョーカイに憧れて
イケメン評論家・沖直実
- Magazine ID: 3425
- Posted: 2016.12.05
今週のYEO、ヒロインはラジオパーソナリティの沖直実さんだ。しゃべりのプロだけあって、なにかひとつ質問を投げかけると、ずうううううっと話し続けてくれる。ざっくばらんでテンポが良くて、ちょっと低音のハスキーヴォイスが、耳に心地良い。
もともとは、ふつうのOL。いや、ふつうじゃなかったから、今ここにいるのだ。
「カード会社に勤めていて、営業で各駅のスーパーの入り口で買い物に来た主婦の皆さんに声をかけて、カードに加入してもらう仕事でした。昼間はお年を召した方が多く、年配の方に向かって私ったら〝どんなにヨボヨボでも入れます〟とか言ってしまっていたらしく、その言い方ダメって上司に注意されて(笑)。女性ばかりのオフィスで楽しかったんですけどね」
彼女には夢があった。
「ギョーカイっていうものに憧れていたんです。マスコミ業界、芸能界、そういうものに」
きっかけは、その名前から。
「当時住んでいたマンションの、隣のマンションに、女優の沖直美さんが住んでいたんです。私と漢字一字違いで、ちょっと見、同じ名前ですよね。あるとき突然、ウチに映画会社とか有名俳優さんからお歳暮が届いて、これはなんだ?と。絶対その女優さんと間違えられたに違いないと確信して、品物を持って行ってピンポン押したんです。するとやっぱり沖直美さんが出てきて、コレコレシカジカって。1回目2回目はふつうに荷物を届けるだけだったんですけど、3回目くらいに勇気を出して、『私、芸能界に入りたいんです。どうしたらいいんでしょう?』って聞いてみたんですね。もちろん『難しい』というお話でした。、当然です。でもその1年後くらいに、彼女から電話があったんです。たまたま現場マネジャー兼付き人が辞めるから、『どう?』って」
3年間勤めていた会社をあっさり辞めて、女優・沖直美さんの現場マネジャーに転身。そこからの波乱に満ちたお話は、明日から金曜日までのお楽しみ!
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出演:沖直実(おき なおみ)
ラジオパーソナリティ、MCなどで活躍する一方、2004年から企画・プロデュース、演出、司会すべてを担当する『いい男祭』を開催。イケメン評論家としてフジテレビ『ノンストップ』をはじめ多くの情報番組に出演している。ブレイクする前の斎藤工、上地雄輔、城田優、めちゃいけのレギュラーの敦士くん等、いち早く目を付けた。く
連絡先 株式会社ティーワン 03-3377-1328 okinaomi7@gmail.com
オフィシャル・ブログ http://ameblo.jp/okinaookinao/取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/