それにしてもフットゴルフは、おもしろそう。子どもでも女性でも、ゴルフをやったことがない人も、ボールを蹴るだけなら、ちょっとやってみたくなる。家族全員で楽しむこともできそうだ。日本には現在、常設コースは3ヵ所しかないけれど、ゴルフ場がヒマな時期、フットゴルフで楽しむなんて企画もそのうち生まれるかもしれない。浦和レッズは堀之内さんの活躍を聞いて、レッズランドという地元の総合スポーツクラブに簡易コースを造ってくれたとか。

「このスポーツがもっとメジャーになってプロ化したら、サッカー選手のセカンドキャリアになる可能性もあるし、それが地域貢献につながれば、うれしいですよね。まだまだ先の話だと思いますけど、夢は広がります」

 クレバーなDFとして、長年日本のサッカー界に貢献してきた堀之内さん。彼がどんなフットゴルファーになるのか、そしてクラブスタッフとしてもどのように成長していくのか、注目していきたい。

  • 出演:堀之内聖(ほりのうち さとし)

    1979年埼玉県生まれ。Jリーガーとして2002年~2011年浦和レッドダイヤモンズ、2012年横浜FC、2013年モンテディオ山形にて活躍ののち、2014年1月、現役引退。以後、浦和レッズのクラブスタッフとして勤務している。2016年『FIFGアルゼンチンワールドカップ2016』の日本代表に選ばれた。

    日本フットゴルフ協会 オフィシャルサイト http://www.jfga.jp/

    浦和レッドダイヤモンズ オフィシャルサイト http://www.urawa-reds.co.jp

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/