YEOが今年最初にご紹介するのは、小柴綾香さん。こんなに美女なのにモデルでも女優でもない、視能訓練士さんだ。

「視能訓練士というのは、目の機能を回復するための矯正訓練と、それに必要な検査、あと眼科に係わるいろいろな検査を行う仕事です。最近はひとりの眼科医にふたりの視能訓練士を置きましょう、と指導されているみたいです。たとえば小さい子どもの弱視や斜視も、10歳くらいまでなら治せたりするんです、訓練で。ふだんは視力や眼圧を計ったり、眼球の奥の写真を撮ったりする、ふつうの眼科検査をしています」

 小柴さんが勤めているのは、駿河台日本大学病院。1日に200人~300人 (!)の検査をしているという。検査の最中、ドキドキしちゃう男性が多いだろうなあ。

「いえいえ、そんな(笑)。眼鏡処方という検査もあって、その方に合う眼鏡を提案するのも私の仕事なんですが、〝おかげでぴったりの眼鏡を作ることができた、ありがとう〟って言っていただくと、この仕事に就いて良かったなって、実感します」

  • 出演:小柴綾香(こしば あやか)

    視能訓練士。駿河台日本大学病院勤務。2016年日本ミスユニバース東京大会ファイナリスト。 

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/