9月27日には、『東京ガールズコレクション(TGC)』のランウェイを歩いた。国立代々木競技場第一体育館に詰めかけた3万人以上の観衆に向かって、両手を合わせるタイ式のご挨拶。モデルとしても活躍しているだけあって、何を着てもサマになる。2016年7月に開催予定の『TGC in Bangkok』のアンバサダーに就任したとか。

 出身は、タイのどのへんですか?

「ピチットという、バンコクから4時間くらいかかる小さな町です。ワニにまつわる伝説のある地域なんですけど、地元でワニを見たことはないですね(笑)」

 4年前、フェイスブックに載った写真を芸能事務所の社長が偶然見かけて、ようやく探し出したというシンデレラ・ボーイ。彼自身は当初、迷っていたけど、彼の母親が芸能界入りを強く薦めたという。

「そうですね、これは僕のお母さんの夢です。僕は別に将来何になるか、決めていなかった。だけど芸能界に入って、いろんな人に会って、いろんなところに行けて、本当に楽しいです。今はお母さんのために、頑張っています(笑)」

 お母さん、グッジョブ!

  • 出演:JAMES JIRAYU(ジェームス・ジラユ)

    1993年9月19日生まれ。2011年、SNS【Facebook】上で芸能プロダクションの目に留まりスカウトされた。2013年テレビドラマで王族の家族を演じ、一気にブレイク。同年9月には初主演映画『First Love』が公開され、テレビドラマにも出演して、人気若手俳優としての地位を不動のものにした。トヨタ、ユニクロ、セブンイレブンなど日系企業のCMにも起用されている。2014年佐賀県でロケした主演映画『Timeline』が公開され、翌年主演男優賞、クールガイ賞を獲得。日本で撮影した写真集も発売された。2015年秋、活動の場を日本に移し、『東京ガールズコレクションTGC』にゲスト出演。来夏、バンコクで開催される『TGC in Bangkok』のアンバサダーに就任したことを発表した。インスタグラムのフォロワーは240万を超える。

    オフィシャルサイト http://jamesjirayu.com
    ツイッター  http://twitter.com/jirayu_jj
    インスタグラム  http://instagram.com/jirayu_jj

    ユニバーサルミュージック ジェームス・ジラユ オフィシャルサイト
    http://www.universal-music.co.jp/james-jirayu

    スタイリスト:高橋靖子

    ヘアメイク:高橋貢

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/