撮影のために原宿から新宿に移動することになり、ジラユもスタッフと一緒にJR山手線を利用することに。ピッという音と共に、スムーズに改札を通過。え、Suica持ってるの?

「はい、持っています。電車に乗るの好きなんです。日本は電車の路線がすごく多くて、面白いですよね。僕はいつも乗客の人たちを見て楽しんでいます。ビジネススーツ着てる男の人が座席で寝ていたり、携帯でゲームして遊んでいたり、いろんな人がいますよね」

 つり革につかまって車窓の風景を眺めていると、若いカップルが近づいてきて、ジラユに記念撮影のお願いを。どうやらタイからの観光客らしい。タイ語でなにやらしゃべった後、にこやかにスマホ撮影に応じていた。

「タイにいる時も、プライベートの時でも、誰かに〝写真撮っていいですか?〟って聞かれたら、いつもOKします。すごい忙しいときは無理なこともありますけど」

 ファンを大事にしてるのね?

「はい、ファンがいないと、今の僕もいませんから」

  • 出演:JAMES JIRAYU(ジェームス・ジラユ)

    1993年9月19日生まれ。2011年、SNS【Facebook】上で芸能プロダクションの目に留まりスカウトされた。2013年テレビドラマで王族の家族を演じ、一気にブレイク。同年9月には初主演映画『First Love』が公開され、テレビドラマにも出演して、人気若手俳優としての地位を不動のものにした。トヨタ、ユニクロ、セブンイレブンなど日系企業のCMにも起用されている。2014年佐賀県でロケした主演映画『Timeline』が公開され、翌年主演男優賞、クールガイ賞を獲得。日本で撮影した写真集も発売された。2015年秋、活動の場を日本に移し、『東京ガールズコレクションTGC』にゲスト出演。来夏、バンコクで開催される『TGC in Bangkok』のアンバサダーに就任したことを発表した。インスタグラムのフォロワーは240万を超える。

    オフィシャルサイト http://jamesjirayu.com
    ツイッター  http://twitter.com/jirayu_jj
    インスタグラム  http://instagram.com/jirayu_jj

    ユニバーサルミュージック ジェームス・ジラユ オフィシャルサイト
    http://www.universal-music.co.jp/james-jirayu

    スタイリスト:高橋靖子

    ヘアメイク:高橋貢

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/