10月上旬に開催された『釜山国際映画祭2015』。YEOはすでに12日の記事で第一報を掲載し、今年イチオシの美女・郎月婷を紹介した。彼女が受賞した『アジアン スター アワード』新人大賞を、2014年に受賞したのがこの人、韓国人女優のチョ・スヒャン。映画『野花』でみせた透明感のあるリアルな演技が絶賛されたのだ。今年度授賞式の司会という大役をすませた直後、YEOのインタビューに応えてくれた。

「昨年新人大賞をいただいてから、なんだか運が向いてきたみたい。今年は仕事にも恵まれて、ずっと忙しかったです」

『Who Are You 学校2015』『幽霊は何してるんだ』など今年も次々と人気テレビドラマのヒロインを演じ、人気はさらに上昇中。まだ24歳と若いけど落ち着きがあって、貫禄すら感じさせる。

「高校時代から自主制作の映画とか短編映画に出ていたんです。大学に行ってる間にも、30本くらい出たかな。プロになってから今まで5本くらいの作品に出演しましたけど、まだ新人なので、主役には届かない。これから、ですね。将来の夢は、演技が上手くなるのは当然ですけど、観客を愛で包み込むような、そんな演技がしたいです」

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/