白羽さんが脱ぎ捨てたのは、娘役時代のドレスだけではない。女優デビュー後、週刊誌のグラビアに登場したのだ。

「自分の中に葛藤はありました、肌を露出するということ自体に。でも実際に挑戦してみたら、楽しかったんです、とても。ひとりの女性として、キレイに撮ってもらうのが嬉しかったんですね。それに、やはり女優をやると決めた以上、挑戦していきたいし、頑張りたい。セクシーな面だけで勝負するつもりはありませんけど、いろいろな顔を持っているし、どんな役にもトライするつもりがあるということを、見て欲しかったんです」

 見て欲しいのは、男性だけでなく、女性にも。

「私自身、女性の美しさが好きなんです。宝塚時代から女性の理想像を追い求めて来ましたから、美意識は強くありたい。品があって強くて媚びない、そんな女性になりたいです、女優としてだけでなく、ひとりの女性として」

  • 出演:白羽ゆり(しらはね ゆり)

    1978年生まれ。福島県出身。98年に宝塚歌劇団に入団。05年に星組トップ娘役に、07年からは雪組トップ娘役をつとめ、『エリザベート』のタイトルロールなど大役を演じた。09年に退団して女優に。『シェルブールの雨傘』のジュヌヴィエーブ役、『銀河英雄伝説』のアンネローゼ役などを演じ、昨年から『ピーターパン』のダーリング夫人、タイガー・リリー役にも挑戦。活躍の場を広げている。

    オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yuri-shirahane/

    『ピーターパン』

    7月20日(月・祝)~30日(木)東京国際フォーラム ホールC
    ホリプロチケットセンター03-3490-4949
    ホリプロオンラインチケット http://hpot.jp

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『BAILA』『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/