ある晩、行きつけの店で飲んでいると、1人の男性が入ってきました。それまで会ったことはないものの、常連の様子です。聞けば、プロレスラーの方とのこと。その場で名刺交換をしました。

 新日本プロレス所属のプロレスラー、高橋裕二郎選手です。

 これまで取材を通してさまざまな職業の人に会ってきましたが、格闘技系の選手は初めて! プロレスラーの一般的なイメージとは違って、どこかおっとりしていてチャーミングな方なので、じっくりとお話を聞きたくなりました。

 ところが私、プロレスはおろか格闘技については門外漢もいいところ。そこのところを正直に申告しつつ、お会いして間もない裕二郎選手に恐る恐る取材を申し込んだところ「大丈夫です(^^)」と、優しいお返事をいただきました。

 というわけで、「YOUR EYES ONLY」初、プロレスラーへのインタビューが実現しました。

 数日後に同じ店で会ったとき、髪を金色に染めた裕二郎選手が「テレビに出るので、見てください」と教えてくれたので、その番組『EXILE カジノ』(フジテレビ)を観てみました。

 番組の中で、テキーラの魅力について訥々と語る裕二郎選手。「テキーラ・マエストロ」という資格を持っているそうです。そういえば、名刺にもその称号が記されていました。

「テキーラ・マエストロの資格を取得したのは2013年ですが、2009年のメキシコ遠征中に本物のテキーラの味を知りました」

 さて、本物のテキーラにはどんな魅力があるのでしょうか? ここは是非、テキーラ・マエストロに指南していただきましょう!

  • 出演:高橋裕二郎(たかはし ゆうじろう)

    高校時代にレスリングを始め、日本体育大学に進学。全日本学生選手権グレコローマン84キロ級王者に輝く。03年11月、新日本プロレスの入門テストに合格。04年7月26日、後楽園ホールにおける山本尚史戦で、裕次郎としてデビューする。05年11月からアゴの負傷で欠場していたが、06年3月より戦線復帰。5月7日、ZERO1-MAX(現ZERO1)との対抗戦に抜擢され大活躍する。07年6月には「BEST OF THE SUPER Jr.」に初出場し、同大会優勝者となったミラノコレクションA.T.にリーグ戦で勝利した。08年2月、内藤哲也とNO LIMITを結成。10月13日、両国国技館にて稔&プリンス・デヴィットを破り、第22代IWGP Jr.タッグ王者に就く。12月7日、邪道&外道を相手に同王座の初防衛に成功した。09年、内藤とともに海外遠征に出発。CMLLでルード(悪役)としてブレイクし、ヘビー級へ転向。10年1月4日東京ドーム大会で、ブラザー・レイ&ブラザー・ディーボン、ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンとの3WAYハードコアマッチ戦を制し、内藤と共にIWGPタッグ王者に輝いた。同年2月、リングネームを本名の高橋裕二郎に改名。11年5月26日邪道&外道&田中将斗のコンプリートプレイヤーズ入りを表明。同年6月18日大阪で内藤とシングル対決を行ない、快勝を収めた。
    一方で、下ネタを散りばめたマイク、女性を連れての入場など “R指定”キャラとして活躍。
    14年5月3日「レスリングどんたく2014」でIWGP選手権試合に乱入し、王者のオカダを襲撃。CHAOSを裏切りるかたちでBULLET CLUB入りを表明。
    14年6月29日、後楽園大会で石井の持つNEVER無差別級王座に挑戦し、BULLET CLUBの介入もあり、第4代NEVER無差別級王者となった。同年10月13日、両国大会で、石井の挑戦を受け、激闘末最後は石井の垂直落下式ブレーンバスターの前に沈み、王座から陥落した。

    新日本プロレスリング オフィシャル・サイト
    http://www.njpw.co.jp

  • 取材/文:加藤いづみ

    コピーライター、ディレクター。東京都出身。成城大学文芸学部卒。広告、SP、WEBのコピーライティング、企画、ディレクションのほか、企業のPR誌制作を手がけている。
    https://www.facebook.com/mi.company

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/