女優という仕事には、習い事がつきもの。お茶とか着付けとか乗馬とか、いつどんな役がきても対応できる基礎能力が求められる。理沙さん、何をやってます?

「韓国語を、まだ始めてから1年くらいですけど。もともとK-popアーティストが好きで、韓国料理も好きですし、むこうのドラマもけっこう見てます。韓国にはまだ2回くらいしか行ってないんですけど、行くとなぜか私、現地の人と間違われるんですよね。連れには日本語で話しかけるのに、私には韓国語で来るから、いやいや、日本人だからって(笑)」

 たしかに、その透明感のある白い肌は、韓国の美人女優たちと通じるものがある。理沙さんがいつか韓国でも女優として活躍する日が、来るのかも?

「事務所の先輩の笛木優子さんが韓国のドラマや映画で活躍されているので、私はまだ全然そんなにしゃべれないんですけど、いつか実現したらいいなって思います」

 もうひとつ挑戦したいのは、なんと殺陣(タテ)。チャンバラだ。

「上戸彩さんの『あずみ』(2003)という映画を見て〝なんてカッコいいんだろう。私もいつかやってみたい!〟って思ったんです。時代劇もやってみたいんですよ。町娘の役とか、オファーがこないかな(笑)」

  • 出演:内藤理沙(ないとう りさ)

    1989年1月10日群馬県生まれ。2002年「第8回全日本国民的美少女コンテスト」に出場。翌年『美少女クラブ31』のメンバーとなる。2012年4月CX/KTVの『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』で女優デビュー。その後も多くのドラマに出演。11月には映画『クローバー』が公開し、現在はテレビ朝日系木曜21時より放送中の『DoctorX~外科医@大門未知子~』に部長秘書・関ヶ原朋子役としてレギュラー出演中。

  • 取材/文:岡本麻佑

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/