ちょっとアンニュイな雰囲気のこの美女は、内藤理沙さん。快進撃を続けるドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』で注目を集めている女優だ。ネット上で〝あの美人女優は誰?〟と、かなりの注目を集めている。

 演じているのは、外科部長の秘書・関ヶ原朋子役。米倉涼子さん演じるスーパードクターをはさんで病院内の抗争が激化する中、右往左往する医師を醒めた目で観察し、情報を操作しながら高みの見物をきめこむ、ちょっとワケアリ風の女の役が、ぴたりハマっている。

「やっと、やっといただいた大人の女の役です! 今までは大学生とか、明るく元気な女の子役ばかりでしたけど、いつかこういう裏表のある役をやってみたかったんです。それが今回かなって、本当にうれしい!」

 あらら。しっとり系の美女かと思ったら、役を離れた彼女は、サバサバっとしたおねーさん。第5話では、けっこうセクシーなベッドシーンもこなしてましたよね。

「そうですね、頑張りました。撮影中は緊張するより先に、両親の顔が浮かんでしまって(笑)。オンエアされた時は、何も知らずにテレビを見ていた祖父母がびっくりしてしまって、我が家では大パニックだったんですよ-。でも私にとっては、大人の役を演じる上では良いきっかけになったと思ってます。もう25歳ですし、女優として一歩前に進むことができたのかなって」

  • 出演:内藤理沙(ないとう りさ)

    1989年1月10日群馬県生まれ。2002年「第8回全日本国民的美少女コンテスト」に出場。翌年『美少女クラブ31』のメンバーとなる。2012年4月CX/KTVの『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』で女優デビュー。その後も多くのドラマに出演。11月には映画『クローバー』が公開し、現在はテレビ朝日系木曜21時より放送中の『DoctorX~外科医@大門未知子~』に部長秘書・関ヶ原朋子役としてレギュラー出演中。

  • 取材/文:岡本麻佑

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/