アスリート・フードマイスターのほかに、彼女はピラティスのインストラクターの資格ももっている。

「ピラティスはやっていて楽しかったので、もっと学んでみようかと。私、手に職をつけないといけないという思いもあってピラティスを始めたような気もします。とにかく、いつも不安なんですよ。その自信のなさをどうにかしろと周囲の人たちには言われますが」

　そう言いつつ、彼女はオーディションでは堂々と勝ち抜いていくのである。

「今年は去年以上にCFをやりたいですね。ファッション誌の仕事もしつつ、映像もできたらいいなあ」

　いつかは関東に戻って来たいという思いもある。

「夫婦ともに埼玉出身ですから。いつかは戻って来たいですね。サッカーはそんなに長くはできませんから、二人で次の人生も考えないといけないですしね。でも今は山形で暮らしつつ、たまに東京に来るのが気に入ってます。ジムに行くにも1時間に1本のバスに揺られていくんですけど、そのゆったりを楽しんでいます」

　田舎と都会と。振り子のように行ったり来たりすることで、安定する心もあるのかもしれない。