台詞を百人一首みたいに読んでみた
相楽樹
- Magazine ID: 1165
- Posted: 2012.11.07
ゴルフは中3の途中までやっていた。中3の冬からは、女優業が始まった。
「竹下通りでスカウトされたんです。最初はティーン雑誌のモデルに興味があって、お芝居には興味がありませんでした。でも芸能界は華やかで楽しそうだなあと思って、親に相談して決めました。テレビ朝日の『熱海の捜査官』のオーディションに受かりましたが、ついていくのに必死でした。演技はもちろん初めて。台本を見たとき、これが台本なんだーと思ったくらいです」
なんでオーディションに受かったのだと思う? と尋ねると、いたずらっ子の表情になった。
「台詞を読まされるときに節をつけて百人一首みたいに読んでみたんです(笑)。みんなめっちゃ笑ってくださって。『宇宙人みたいに読むやつが来るかね、とみんなで話してたんだけど、君は上回ったね』と言われました」
このコは度胸が半端じゃない。もっと子役からやっているコとはまた違う、天然で向こう見ずな感じが面白い。
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出演:相楽樹
1995年埼玉県生まれ、O型。テレビ朝日のドラマ『熱海の捜査官』で本格デビューし、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にも出演。2012年12月12日~24日、新宿・サンモールスタジオで公演する劇団競泳水着の『すべての夜は朝へと向かう』に出演。2013年1月26日から全国ロードショーされる利重剛監督作品『さよならドビュッシー』にも出演する。
公式ブログ http://ameblo.jp/sagara-itsuki/ -
取材・文:森 綾
大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810
撮影:萩庭桂太