Moecoの作品の特徴は、エロいこと。チョーク・アートにもいろいろあって、ポップだったりイラスト風だったり素朴だったりいろいろあるけど、Moecoの作品は写実的でリアルでインパクトが強くて生命感に満ちていて、官能的だ。
「2月6日から大阪の阪神百貨店の中にある画廊で個展をやるんですけど、そこで発表する半分はマリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンなど昔の女優シリーズ。ただ美しいだけじゃなく、女の強さや弱さ、小悪魔的な部分も描きたいんです。あとの半分は、和テイストの花魁とか、ちょっと艶っぽい絵を出す予定です。私が今興味があって追求していきたいのは、人間のエロスとかセクシーな部分なんです。このご時世でどこまで表現できるのか、表現していいのか、難しいところですけど、ちょっとギリギリまで攻めたいな、と」
 2017年の初個展ではすでにタイトルを『艶画』として、エロティシズムをテーマに20枚、幅2㍍の大作まで書き下ろしたという。今回はさらにスケールアップする予定だ。
「そういうセクシーな部分は、誰にでもあるはずですよね。〝だってみんな、そうじゃない?〟っていうことを、表現できたらな、と。6月には東京で個展を開きますので、そのときはちょっと〝振り切ろう!〟と思っているので(笑)。みなさん、ぜひ遊びに来て下さい!」

  • 出演 :Moeco  もえこ

    第7回全日本国民的美少女コンテストでマルチメディア賞を受賞、その後映画、舞台、ドラマ、歌手と幅広く活動。当初は趣味で始めたチョークアートだったが、2013年チョーク・アーティストとしてデビュー。ロスアンゼルス、表参道、ニューヨーク、ソウルなどで個展を開催、世界各地のアートフェアに出展してきた。またCDジャケット、壁画、ショップの看板など意欲的に作品を発表し、高い評価を得ている。2月の大阪美術画廊での個展に続き、6月には東京で個展を開催予定。

    【Moeco展】
    2月6日(水)~12日(火)大阪、阪神美術画廊(阪神百貨店梅田本店9階)にて。最終日は午後5時まで。

    ホームページ http://moecochalkart.com/

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/