小柄でスリム、サラサラつやつやのロングヘアに、大きな瞳。美少女・えれなは、今年5月、アイドルグループ「LiT」のメンバーに加入。6月に公演デビューした。デビュー直後のアイドルと聞くと、初々しい印象だけど、実は彼女は、子役出身。芸能生活はけっこう長い。
「福岡出身なので、九州のプロダクションに所属して、６年間くらい、舞台中心に活動していました。武田鉄矢さんの『母に捧げるバラード』という舞台や、歌舞伎の九州巡業にも出していただきました。『義経千本桜』という演目で、当時亀冶郎さんだった市川猿之助さんや中村獅童さんと一緒に、舞台に立ったこともあるんですよ。お芝居することがとにかく大好きなんです」
　小学生の頃はずっと子役として活躍したものの、その後学業に専念するため、活動を中断。高校２年のとき、今度は雑誌モデルとして活動した。そして今、改めてアイドルになったのには、理由がある。
「高校卒業を前にして、やっぱり演技のお仕事をしたいという思いを諦められないと思ったんです。でも女優になるには、すごい時間もかかるし、たくさんいる女優志望の人たちの中から生き残らないといけませんよね。ですからアイドルになって、自分の存在を皆さんに知っていただいて、そこからチャンスをつかめたらいいなって思ったんです」
　そんな田中えれなの大きな目に、アイドルの世界はどう写っているのか。今週のＹＥＯは18歳の田中えれなの、『アイドル発女優行き』的モノローグ。金曜日まで連日更新します！