医学部に入った時点で、精神科に進もうと心に決めていたという。思春期に、精神を病んだ友人がいたことがきっかけだった。現在は東北にある病院で週に4日、常勤医師として働いている。
「最近は精神科を受診するハードルが下がってきているので、患者さんの数も増えてきています。街中に、メンタルクリニックも増えていますよね。でもそれは都心部の話で、地方都市に行くと未だに、精神科の敷居は高いんです。家に引きこもってしまって、相当重度にならないと家族が連れてきてくれないケースもあります。もっと積極的に受診してくださるといいですね」
 そして今、彼女が積極的に取り組んでいるのが、健康スポーツ医。ケガへの対応、熱中症対策など、外科、内科、両面からのアプローチだけでなく、食事療法やメンタルケアまで幅広く対応するドクターとして活躍していきたいという。
「メンタルトレーナーとして元アスリートの方が活躍しているケースもありますけど、私は精神医学の専門家として、現役アスリートの指導をしていきたいと思っています。そもそも日本人選手は海外の選手に比べてメンタルが弱いとされていて、それに関する対策も遅れています。子ども時代からのメンタル指導が、今後必要になると思います!」
 言葉に力が入るのは、木村好珠自身が、かなり熱いスポーツオタクだから。明日はそんな彼女のサッカー愛を、語ってもらいます。

  • 出演 :木村好珠  きむら このみ

    1990年2月28日生まれ。東京都出身。精神科医、健康スポーツ医。2009年度準ミス日本。2010年日テレジェニック。9年前に準ミス日本になり、その後2年あまりタレント活動をしていたものの、学業優先で一時期休業。その後無事に大学医学部を卒業して2年間の研修医期間もクリアし、現在は精神科の医師として勤務。そのかたわら、この春から本格的にタレント活動も再開した。AbemaTV「みのもんたのよるバズ」コメンテーター、TOKYO MX「ザ・ビジョナリー~異才の花押」MCアシスタントとして活躍中。

    twitter https://twitter.com/konomikimura

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/