#3 古くて新しくて僕たちらしい
IL VOLO
- Magazine ID: 3652
- Posted: 2017.12.06
今日のこの写真は25日、赤坂の街中で撮ったもの。足元に注目してほしい。先週28日に掲載した『あさイチ』で熱唱する彼らの足元も、同様のスニーカーが写っている。太い黒線が入ったレザースニーカーは、ヴァレンティノの人気商品。イタリア人はイタリアンブランドで勝負するのね。そういえばステージではアルマーニしか着ない時期もあったらしいし、今はラルディーニというイタリアンブランドを愛用しているとか。
ジャケット姿で決めていても、足元はスニーカー。しかもそれは、イタリアンブランド。このスタンスが、イルヴォーロの本質だ。
「僕らの目標は、イタリアの音楽を世界に伝えること。イタリア生まれでイタリア育ち、しかも若い僕たちがオペラのアリアや、それだけじゃなく60年代、70年代に超一流のイタリア人ソングライターたちが生み出したヒット曲をカバーしてみたら、世界中が喜んでくれた。もちろんイタリア音楽の黄金期を僕たちは知らないけれど、フォーエバーソングを現代風に歌うことによって、世界中のさまざまな世代にアピールできるんだ」
その上彼らは、オリジナルの楽曲も発表している。クラシックとか懐メロを縦横無尽に歌いこなすだけでなく、これからは自分たちらしさも打ち出していくはずだ。
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出演 イル・ヴォーロ:
イタリア男子3人組のヴォーカル・トリオ。ジャンルカ・ジノーブレ(Gianlica Ginoble・22歳)、ピエロ・バローネ(Piero Barone・24歳)、イニャツィオ・ボスケット(Ignazio Boschetto・23歳)の3名で構成。オペラのアリアからポップスの名曲まで絶妙なテノールで歌いあげる。ヨーロッパ、ラテン・アメリカ、アメリカ公演はすべて大成功している。
オフィシャルサイトhttp://www.tate.jp/concert/IL%20VOLO/concertgilvolo.html【新譜情報】
『グランデ・アモーレ』11月22日日本リリース。2015年にリリースされたこのアルバムは、アメリカのビルボードではクラシカル、ラテン・ポップの2部門で1位、ラテンチャート2位に輝くなど世界各国で大ヒット。日本初回限定盤にはLIVE DVD付き、ボーナストラックも収録。
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/