今日の写真は11月25日、浅草にて。雷門近くでバスを降り、観光客でごった返す仲見世を通り抜け、本堂に向かう途中の宝蔵門あたりですでに、日本人の着物姿のカワイ子ちゃんと仲良しになり、みんなで記念写真。なんというハヤワザ! さすがはイタリア男性! 
撮影していると周囲からは「イケメン発見!」「誰?」「有名人じゃないの?」と若い女性たちが色めき立つ。するとイニャッツィオがピエロを指さして「ユーメイジン!」とアピール。耳が良いのか、日本語をすぐ覚えてしまうみたい。
そこで、外国人観光客の男性がひとり、近づいてきた。
「メキシコから来ました。イル・ヴォーロですよね、大ファンなんです!」
 そう、イル・ヴォーロの人気はすでに世界規模。とくにラテン語圏ではかなりの人気だという。来年発売の新譜もスペイン語版を予定しているとか。
 この後も求められるままに、いろんな人たちと記念撮影。お水舎でお清めしてお参りしておみくじを引いて、フルコース。神社仏閣を愛するピエロだけでなく、イル・ヴォーロは三人三様に、浅草寺をエンジョイしたみたいだ。

  • 出演 イル・ヴォーロ:

    イタリア男子3人組のヴォーカル・トリオ。ジャンルカ・ジノーブレ(Gianlica Ginoble・22歳)、ピエロ・バローネ(Piero Barone・24歳)、イニャツィオ・ボスケット(Ignazio Boschetto・23歳)の3名で構成。オペラのアリアからポップスの名曲まで絶妙なテノールで歌いあげる。ヨーロッパ、ラテン・アメリカ、アメリカ公演はすべて大成功している。
    オフィシャルサイトhttp://www.tate.jp/concert/IL%20VOLO/concertgilvolo.html

    【新譜情報】
    『グランデ・アモーレ』11月22日日本リリース。2015年にリリースされたこのアルバムは、アメリカのビルボードではクラシカル、ラテン・ポップの2部門で1位、ラテンチャート2位に輝くなど世界各国で大ヒット。日本初回限定盤にはLIVE DVD付き、ボーナストラックも収録。 
     http://www.sonymusic.co.jp/artist/ilvolo/info/487323

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    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/