#3 ジャンルカ
IL VOLO
- Magazine ID: 3647
- Posted: 2017.11.29
イル・ヴォーロの中でも一番のイケメン、ジャンルカ・ジノーブレ。
子どもの頃から超絶可愛いルックスで、しかもいたずらっ子だったとか。
「ガキの頃は人に失礼なことばかりしていたよ。今でもそれは変わらない(笑)。この性格は残念ながら一生変わらないかもしれないね!」
いえいえ、ファンに対して、とりわけ女性ファンに対しては失礼どころか、とても親切。握手して笑顔で話して、ときおりウインクしたりして。
「そう、僕は女性にはとっても優しい! 3人ともそうだけど、僕が女性を見るときの熱心さは、イニャツィオもほめてくれるくらいさ(笑)」
小さい頃から歌うのが大好きだった。
「学校の勉強が嫌いで嫌いで、授業中も歌を歌って気を紛らわせていた。母親は嘆いていたけどね。子どもの頃は、ヘッドフォンとともに生きていたような気がする」
聴いていたのはアンドレア・ボチェッリ、エルヴィス・プレスリーにフランク・シナトラにペリー・コモなどなど。とはいえ、本格的に歌のレッスンを受けたこともなく、オペラも勉強したことのなかった彼が14歳のとき、イタリアのテレビ局RAIの人気オーディション番組に出演。そこでイニャツィオとピエロと出逢ったのが、イル・ヴォーロの始まりだ。
この番組のプロデューサーが、それぞれソロ歌手として出演していた彼ら3人を結びつけた。あのオペラの三大テノール(ルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス)のようなユニットを作ろうと閃いたのだ。
そのプロデューサー氏が、「最初はフェイクだと思った。まさか3人の子ども、14歳と15歳の彼らがまるで45歳のテノール歌手のように歌っていたのだから!」と言ったのは有名な話。
もともとシャイな性格だった(!)ジャンルカも、時間とともにそれを克服。今では舞台上のパフォーマンスを楽しんでいるという。最近はブルーノ・マーズやジャスティン・ティンバーレイクなども聴きまくって、新しい音楽への可能性も模索中。
「将来は少しずつ、クリエイティブでユニークなジャンルにも挑戦していきたい。そしてできれば一生、歌い続けたいと思っています」
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出演 イル・ヴォーロ:
イタリア男子3人組のヴォーカル・トリオ。ジャンルカ・ジノーブレ(Gianlica Ginoble・22歳)、ピエロ・バローネ(Piero Barone・24歳)、イニャツィオ・ボスケット(Ignazio Boschetto・23歳)の3名で構成。オペラのアリアからポップスの名曲まで絶妙なテノールで歌いあげる。ヨーロッパ、ラテン・アメリカ、アメリカ公演はすべて大成功している。
オフィシャルサイトhttp://www.tate.jp/concert/IL%20VOLO/concertgilvolo.html【コンサート情報】
IL VOLO初来日記念コンサート『Notte Magica~魅惑の夜~』
11月29日(水)オーチャードホール(完売)/12月1日(金)カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)
http://www.tate.jp/ticket/ilvolo/ticketilvolo.html【新譜情報】
『グランデ・アモーレ』11月22日日本リリース。2015年にリリースされたこのアルバムは、アメリカのビルボードではクラシカル、ラテン・ポップの2部門で1位、ラテンチャート2位に輝くなど世界各国で大ヒット。日本初回限定盤にはLIVE DVD付き、ボーナストラックも収録。
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/