原宿の竹下通りでスカウトされて、ＣＭに出て、ファッション誌の専属モデルになって、女優になる。芸能界を目指す女の子なら誰もが夢見るそんな王道を、たった３年で実現しちゃっているのが、今週のＹＥＯのヒロイン・駒井蓮。
　青森在住の彼女は中学２年のとき、家族揃って東京に旅行中、スカウトされたという。街中ですっごく目立っていたというわけでもなく、実際に彼女に声をかけた現マネジャー女史によると、すれちがいざま「あ、今通ったあの子、かわいい、かな？」という程度。そっと後をつけてじっくり観察し、「やっぱりかわいい！」と確信して声をかけたとか。
　駒井蓮自身もちょうどその頃、芸能界に興味を持ち始めていた。
「ＮＨＫの朝ドラの『あまちゃん』にドハマリしていたんです。それまでは見るだけだった朝ドラが、『あまちゃん』を見て初めて、出る側になりたいと思いました。でも住んでいるのは青森で距離的に問題あるし、そんなに簡単にできることじゃないですよね。なにかのオーディションを受けてみようかと思ったけれど、いろいろ考えてしまってずっと踏み出せずにいる、そんなタイミングでした」
　事務所も本人も双方やる気で見事マッチング。と思いきや、事務所にとっては難題がひとつ。
「ご両親が揃って学校の教師と聞いて、ああもうこれは完全にダメだと思いました。絶対反対されるだろう、と。でもお父さまにご挨拶したら〝夢があるなら応援したい、ＯＫです〟と言ってくださった。ほっとしました」（マネジャー）
　事務所に入ることが決まり、いずれ宣伝用の写真は正式に撮るにしても、とりあえず抑えておこうか、と、何の気なしに撮ったスナップ写真。マネジャー曰く、
「事務所の隅でパシャッと撮っただけの写真です。リンゴみたいにほっぺが真っ赤で、すっぴんで」
　その１枚の写真が、駒井蓮のその後を決めることになる。
　どうなったかは、今週金曜日まで連日更新のＹＥＯを、お楽しみに！