# 3 脚本も書いてます
一見コワモテ俳優、でも実は・・・・ 弓削智久
- Magazine ID: 2488
- Posted: 2015.08.05
「自分で言うのもなんですけど15年間、それほど目立った活躍もせず、かと言って消えもせず(笑)。ずっと同じようなペースでやってきました」
とは言うものの20代後半、何かしなくちゃ、と思った時期が。
「役者だけをやってる自分にストレスを感じていたんですね。役者はオファーのあるときだけ、与えられた脚本で仕事をする、いつも受け身なんですよ。もっと良い役やりたいなって思ったときに、じゃあ自分にとって良い役ってなんだ? 自分はいったい何をやりたいんだ?って考えた。それで、脚本を書いてみたんです」
映画化が実現して、自身も出演。『サクゴエ』(2007年)はカリフォルニアの『ゴーン ウィズ ザ フェスティヴァル』で最優秀外国語映画賞を獲得している。多才な人なのね。
「いろんなことができる人間に、すごい憧れているんです。次に作るとしたら、脚本から監督、出演、広告やプロデュース的なこと全部、何から何まですべて自分でやる映画を1本作りたいです。それは夢っていうか、いつか実現させるぞ、と思っているから、計画の一部でしょうね(笑)」
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出演:弓削智久(ゆげ ともひさ)
1980年5月25日生まれ。東京都出身。身長186㎝。『仮面ライダー龍騎』で注目を集め、映画、ドラマ、舞台で活躍。最近の出演作はドラマ『ヤメゴク』(TBS)『アイムホーム』(テレビ朝日)『デスノート』(日本テレビ)映画『騒音』など。今後の予定としては舞台タクフェス第3弾『くちづけ』(脚本・演出:宅間孝行)2015年10月7日~18日サンシャイン劇場 以降、全国ツアー。映画『はなちゃんのみそ汁』12月公開予定
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yuge-tomohisa/
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/