#2 ひとクセある仮面ライダー
一見コワモテ俳優、でも実は・・・・ 弓削智久
- Magazine ID: 2487
- Posted: 2015.08.04
『仮面ライダー』シリーズには3回も出ている。2002年『仮面ライダー龍騎』の由良五郎は、柄物のシャツを着て家事からボディガードまでなんでもこなす弁護士秘書、2006年『仮面ライダーカブト』三島正人はラスボス、そして2013年『仮面ライダー鎧武/ガイム』板東清治郎はみんなの兄貴的存在のカフェ店長。どれもちょっとクセのある、ひねりの効いた役柄ばかりだ。それは初めて仮面ライダーのオーディションを受けたときから、本人が希望していたことだという。
「面接で〝僕は主役にはなれないと思うけど、悪役でもなんでもいいから、スパイスになるような役を下さい〟って言ったんです。するとプロデューサーが大笑いして〝君、いくつ?〟って。〝21歳です〟って答えたら、すごく面白がってくれた。〝みんな主役をやりたがるのに、そんなこと言うヤツ初めてだ〟って」
演じるとき、一番手よりも二番手のほうが、ただのいい人よりもワケアリ人間のほうが面白い。若い頃から弓削さんは、それを知っていたようだ。
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出演:弓削智久(ゆげ ともひさ)
1980年5月25日生まれ。東京都出身。身長186㎝。『仮面ライダー龍騎』で注目を集め、映画、ドラマ、舞台で活躍。最近の出演作はドラマ『ヤメゴク』(TBS)『アイムホーム』(テレビ朝日)『デスノート』(日本テレビ)映画『騒音』など。今後の予定としては舞台タクフェス第3弾『くちづけ』(脚本・演出:宅間孝行)2015年10月7日~18日サンシャイン劇場 以降、全国ツアー。映画『はなちゃんのみそ汁』12月公開予定
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yuge-tomohisa/
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/