ふたりのユニット。相性が良くないと続かないよね。

松尾「ケンカしたこと、ないんです」

亀本「微妙なバランス感というか、煮詰まりそうになっても、どこかゆるい感じがあるので、顔も見たくない、なんてことにはならないんです」

 亀本さんにとって松尾さんは?

亀本「豪快だと思います。女性的なところもふつうっぽいところも、神経質だったり不安があったりする部分も当然あるんですけど、表にアーティストとして出ていくときはしっかり大胆さを持っているところが、尊敬出来ますね」

 松尾さんにとって亀本さんは?

松尾「頭の良い人です。私はけっこう感情的になってしまうけど、そこを冷静に見ていて、論理的に分析してくれる。でも同時に、自分の意見をあまり主張しないので、そこが物足りないと感じることもあるんですけど・・・」

亀本「レミさんは自分が通したいものが通らないとダメな人なんです。それ以外の選択肢は絶対ない、という人(笑)。だからこっちが主張するわけにいかないですよね・・・・」

 カメラを向けるとふたりのポーズは、ごくごく自然にバランスが取れている。

亀本「ふたりとも言いたいことは言うタイプなので、自分たちはふつうに会話してるだけなのに、〝ケンカ中?〟って心配されることもありますけど。大丈夫、会話中なだけですから(笑)」

1stSG『褒めろよ』

2015年2月18日発売
発売元 : ユニバーサルミュージック
品番 / 価格
TYCT-30040 ¥1300(税抜)
テレビ東京系ドラマ『太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~』主題歌『褒めろよ』、
SUZUKIワゴンRスティングレーCMソング『MOVE OVER』収録。

http://www.universal-music.co.jp/glim-spanky/

  • 出演:GLIM SPANKY(グリム・スパンキー)

    松尾レミ(23歳・Vocal・Guitar)亀本寬貴(24歳・Guitar)
    長野県の同じ高校に通っていた2人が出会い、2007年に結成。2009年「閃光ライオット」のファイナリストに選出。2013年12月、初の全国流通盤『MUSIC FREAK』をSPACE SHOWER MUSICよりリリース。ロックとブルースを基調にしながら新しさを感じさせるサウンドを鳴らす、男女2人組新世代ロックユニット。

    オフィシャルサイト
    http://www.glimspanky.com/

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/