#2 ビーチボーイズとジミヘン
新世代ロックユニット GLIM SPANKY
- Magazine ID: 2080
- Posted: 2015.02.17

松尾レミさんと亀本寬貴さん。平成生まれの23歳と24歳だ。長野県の同じ高校に通っていた2人は、文化祭のステージのためにバンドを組んだ。そんなの、よくある話だけれど。
亀本「オリジナル曲を作ってライブをやって、コンテスト的なものがあったから出てみたら、次々に賞が獲れるぞ、っていう感じでしたね」
彼のギターもまた、GLIM SPANKYの大きな魅力のひとつだ。
亀本「バンドを始めたものの、すっごい田舎だったので、バンドマンの知り合いなんていないんですよ。ギターをうまくなるにはどうすればいいのかわかんないから『ギター・マガジン』を読んでみたら、一番すごいギタリストはジミー・ヘンドリックスだって書いてある。だったらそういうのをちゃんと聴いて勉強するもんだ、と思って、とにかくジミヘンのCDとか、聴きまくりました。ロックやっててビートルズのアルバム全部聴いてなきゃおかしい、レッド・ツェッペリンとかニール・ヤングとかザ・バンドとか、みんな素晴らしい音楽をやったから今でも名前が残ってるんだ。聴かなきゃ!って」
うんうん、その努力はすべて今、亀本さんのギターの音色に反映しているよ。それにしても出てくる名前が、懐かしいというか、本格というか。
松尾「ウチの父親がちょっと強烈なヘンなオジサンで、ずーっと家に音楽がかかってる。いろんな国の音楽が垂れ流し状態なんですよ。だから私がバンド組んだ頃、家に仲間が集まったりすると、たとえばフランク・ザッパのポスターを指さして、〝これが誰かわかんないようじゃダメだぞ〟みたいな(笑)」
だから松尾さんの音楽の原点も、この世代にしては特別なもの。
松尾「3歳くらいのとき、父親の運転する車の中で、ビーチボーイズの『You still Believe in Me』がかかって、すごいキレイな曲だなーって、心打たれたのを覚えています。雨上がりで空には虹がかかっていて、その曲を聴きながら、なんか運命みたいなモノを感じていました」
GLIM SPANKYの音がやたらと懐かしくて本格的でも、当たり前、だよね。
1stSG『褒めろよ』
2015年2月18日発売
発売元 : ユニバーサルミュージック
品番 / 価格
TYCT-30040 ¥1300(税抜)
テレビ東京系ドラマ『太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~』主題歌『褒めろよ』、
SUZUKIワゴンRスティングレーCMソング『MOVE OVER』収録。
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出演:GLIM SPANKY(グリム・スパンキー)
松尾レミ(23歳・Vocal・Guitar)亀本寬貴(24歳・Guitar)
長野県の同じ高校に通っていた2人が出会い、2007年に結成。2009年「閃光ライオット」のファイナリストに選出。2013年12月、初の全国流通盤『MUSIC FREAK』をSPACE SHOWER MUSICよりリリース。ロックとブルースを基調にしながら新しさを感じさせるサウンドを鳴らす、男女2人組新世代ロックユニット。オフィシャルサイト
http://www.glimspanky.com/ -
取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/